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 脱・根性論
2016年09月05日 (月) | 編集 |
「気持ちで打てるわけじゃないですからね。気持ちで打てるなら毎回打てますから。それなりのレベルの相手だったら技術で打たないとね。気持ちで打ったことは一度もないですよ」。

イチロー選手がマルチ安打を放った後のコメントです。さすがイチロー選手、コメントのいちいちが深いなぁ・・・、と感心しました。
果たして、この言葉の本当の意味を理解できる人は何人いるかな?と思いました。

思えば、過去に外国人の偉大な空手の王者のコメントで、1人として「気持ちで負けないようにしました。」「気力で勝ちました。」と言った人がいないのです。

彼らのコメントのほとんどが、「相手よりも考えた。」「頭脳ならば誰にも負けない自信がある。」等のコメントです。

井上康生監督率いる日本柔道が根性論を捨てて、リオオリンピックで成果を上げたのは記憶に新しいところです。
こういうコメントを真に理解して指導にあたりたいものです。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160905-00000038-dal-spo
 稽古の心構え
2016年06月06日 (月) | 編集 |
そろそろ、どの都道府県も、全少と全中の予選は終わる頃です。

当道場生も、一昨日ですべて予選は終わりました。毎年思うのですが、組手に関して、「この子は今回行けるかも?」「この子は難しいなぁ・・・。」等、コートに上がる前にわかってしまいます。

みんな頑張っているんです。でも、大切なのはどう頑張るかなのです。稽古中の態度で、基本でも形でも組手でも同じなのですが、まずみんなに言ったこと。これは、一般論としてみんながやらなければいけないことです。特に大切なことは、私は繰り返し、強い口調で言うことにしています。
そして、生徒一人一人へのアドバイスです。それは、その生徒がまず何よりも優先して心掛けることです。

上記2点を常に念頭に置いて稽古するのか?ただ、ひたすら必死になって稽古するのか?これで、試合の結果は大きく異なってきます。

勝つ生徒は、試合での最悪の場面を想定して稽古していますね。試合というのは、強いものが必ず勝つとは限りません。なぜならば、試合は必ず0-0から始まるからです。AがBよりも強いから5-0から始めますなんて試合はありません。
そして、戦いには流れというものがあります。勝負は、流れに乗った者が勝つのです。

ですから、試合開始早々に相手の流れであり続けることが良くあります。相手の流れの時は、ひたすら我慢です。でも、ただ我慢して防御に徹するのではなく、失点を絶対にしないように最大限の注意を払いながら攻める気持ちが必要ですね。
流れというのは、通常は20秒で変わります。相手の流れが突然ニュートラル状態になるか、いっきに自分に来ることがよくあります。
また、負傷や安全具の着け直し等の一時的な試合の中断で、流れが変わる場合など。

自分の流れになった時に、もたもたせずにポイントを取れるかどうか? ここは、集中力がものを言います。


どんなに強い選手でも、流れが相手にあることがあるし、もしくは自分の苦手なタイプの選手と対戦することがあります。「今回は、調子が良くて一方的に勝ち上がっているけれど、次の対戦相手は右構えだから、次が山だな。」なんて会話は日常的ですね。

さて、試合とは前述のように流れが勝負を左右するということから、どのように稽古に取り組むかというのがテーマです。結論を言えば、最悪のケースを想定して稽古すれば良いのです。普通にやってもダメな時に何をするか?そのパターンをしっかりと稽古しておけば、相手のタイプがどうであれ、流れがどうであれ、何とかなるのです。
自分のやりたいことだけをやっている。「この技を極めたいな」「こうやって相手に入りたいな」というのは、願望です。願望が悪いというのではありません。願望だけの稽古をするなということなのです。

自分がこうありたいと思うなら、どうすれば思い通りになるのかをまず考え、もしうまく行かなかったらどうするのかを次に考えるのです。

ここまで、想定して稽古している者は、本番に強いし、安定した成績が残せます。考えずに、ただひたすら稽古している者は、勝つ時は凄く強いが、負ける時はすごくもろいものです。

試合後の反省会で、選手にしつこいくらいに質問責めにすると、なぜ勝てなかったのか?なぜ勝てたのかがよくわかります。

やはり、原因は9割9分自分にあるということです。常に審判がどうのという人間は、永久に同じ失敗を繰り返します。なぜ、審判はあの時ポイントをくれなかったのか?なぜ、相手に有利と思われるジャッジをしたのか?なぜ、判定で相手に旗が揚がったのか?

審判にはもちろんミズジャッジはあります。でも、それを単に審判のせいにするのではなく、なぜそうなったのかを考え修正してゆけば、同様のことは起こらなくなるはずです。また、保護者は、我が子よりに試合を判断しがちです。「なんでポイントじゃないの?」という場面は良くあります。

でも、審判の目と親の目は違うということです。もちろん、指導者の目も違います。ですから、判定に疑問を持つなら、厳しい第三者の目に意見を求めることが最良の手段だと思います。

長くなってしまいました。今日の結論です。

稽古は常に最悪の事態を想定して行うこと。
 NG行為
2016年05月11日 (水) | 編集 |
以前、「親がやってはいけない3つのNG行為」というのをネットで見かけました。

https://latte.la/column/16694889

私は、指導者としての立場からこの内容には大賛成です。加えて、最近私が思っている親のNG行為を書いてみます。

1、親が諦めない
  子供が好調の時は、親も熱心に試合に足を運び応援もしますが、不調で勝てなくなると足が遠のきあまり顔を見せないくなる親がいます。もう、我が子のことを諦めたのならともかく、親は子供以上に勝つためにもがくべきです。親が諦めたら子供は、自分はもうダメだと思ってしまいます。親が諦めなければ、子供はまだまだ頑張れます。

  子供が怪我をしたら、良い先生を探して連れていく。体力に問題があれば良いトレーナーを探す。子供が十分に努力しているか時々はチェックする。親ができることは多いはずです。子供が以前のように勝てない時に、「本人の自覚の問題ですから。」という前に、親ができることは何かないか?自問自答してください。

2、感情で叱らない
  負けた時に、親が腹が立ってうっぷん晴らしのために子供を叱ってしまう人がいます。自分の不満を晴らすためならば、子供以外にストレスをぶつけましょう。子供の心に響くには、どうしたらよいか?一度、親が冷静になって行動すべきです。

  頑張っているのに勝てなかった時は、絶対に叱ってはいけません。気持ちが集中せずに勝てなかった時は、私は叱っても良いと思っています。ただ、何が悪くてどうすれば良かったのかをちゃんと説明すべきです。

 「何で負けたの?」と頭ごなしに叱られても、子供はやる気をなくすばかりです。親が何で負けたのかわからなければしかるべきではありません。

3、勝っても負けても連絡を
  勝っている時は、頻繁に連絡が来るが、負けるとピタリと連絡が途絶える人がいます。これでは、第三者は必死で応援する気持ちがなくなります。

  勝った時は、「これからもご指導よろしくお願いします。」負けた時も「頑張りますから、今後もご指導よろしくお願いします。」と言われれば、指導者やサポーターは、絶対に勝たせてやろうと思います。

  私は、他道場の所属の選手でもちゃんと試合の結果報告をくれる生徒は、何らかの形で応援をしようと思ってしまいますが、自分の生徒でもまったく連絡をくれない生徒は、その気になれません。


 これらのことは、私自身も親として思い当たることばかりです。特に3番がちゃんとできる保護者と選手は、周囲がみんな応援してくれて、パワーをもらえるでしょう。
 これを書いた私自身も含め、注意して行きたいものですね。
 見ていない時ほど見ている
2016年03月04日 (金) | 編集 |
私は、生徒の本性を探る時には、意図的に指導をしないようにしています。離れたところで他の人とあえて話をしながら練習風景を観るようにします。

先生が目の前にいれば誰だって手を抜かずに懸命にやるからです。先生が席を外した時に、変わらず集中してやっているか?途端に手を抜き出すか?その時が一番よくわかります。

また、きつい稽古をした時も本性がよく分かる時ですね。
最初はセンスが良いのでちゃんとできる子でも、疲れてくると急に集中力が落ちて雑になる子。
最初はあまり目立たないが、みんなが疲れて雑になってきた時に、変わらずに集中して取り組んでいる子。

プレッシャーのかからない場面では、技術と体力が勝っている子が勝ちます。ただ、団体戦などでここ一番絶対に落とせない場面では、普段の稽古を見ていると、どの子を大事な場面で使うべきかわかってきます。雑な選手はポカをしがちですが、常に集中してやっている選手は、とても頼りになります。

最近の当道場は、生徒たちの体力をつけたいと思いきついエクササイズをさせるのですが、最初の頃は、みんなちゃんとやります。
疲れてくると個人差が顕著に表れてきます。実は、ここを見ているんですよ。本当に面白いほど差が出ますから。

ゴール前に最後の数メートルをいつも手を抜いてしまう子がいます。練習を自らやっているのではなく、やらされている感の強い子でしょうね。
ドンくさくても手を抜かずに、他人よりも遅れてゴールするが、キッチリとフォームを崩さずにやり抜く子がいます。家や学校でもキッチリと生活しているのでしょうね。
足がもつれたふりをして毎回数歩ごまかす子がいます。いつも楽な方に流される子です。
低学年でみんなから遅れても一所懸命にやり抜く子がいます。良い意味で自分を持っている子です。他人に流されません。

ですから、指導者は見ていない時に一番見ている。
疲れていない時にはできてもあまり評価はしないが、疲れた時に必死にやっている姿は大いに評価する。


反面、終始全力でやっている姿だけでなく、手の抜き方もしっかりと観察する必要があります。いわゆる、要領が良いか悪いかも見極めが必要だということですね。
少々手を抜いても良い時に抜いているのか?絶対に手を抜いてはいけない時や場面で手を抜いてしまうのか?
ここは、人間としてのセンスの問題でしょうね。

また、組織としては仲が良いのは良いことですが、良すぎることで個人が育たなくなることもあります。道場や試合会場での挨拶はちゃんとできるが、ひとりでの行動時は、挨拶せずに素通りしてしまうなんて子も時々います。普段はみんながやっているから自分もやる。でも、ひとりの時はどうふるまって良いか分からない。これでは挨拶が身に付いているとは言えません。やらされている感が強いのでしょうね。

合宿で自主練習の時、全少・全中で成績を残している子は他と群れません。自分のペースで誰にも影響されずに稽古しています。仲良し組で一緒に来て一緒に稽古して一緒に帰る。これでは、上位に来ることはあってもトップになることはできません。
終始、一緒にいて良いのは、初めての参加、道場から一人だけで参加した、外国人で日本語がわからない等で、どう行動して良いかわからない子がいたら、しばらくの間はずっと一緒にいてあげる必要がありますが、慣れている状況で常に群れているのは、心が弱い者同士である証拠です。
ここでもその場での状況判断が必要だということでしょうね。


最後は、内容がまとまらなくなってしまいましたが、指導者は見ていない時に見ている。直接指導している時よりも、普段の行動の方をその何倍も見ているということを言いたかったのです。
 知らないうちに損をしていないか?
2016年02月26日 (金) | 編集 |
 本人や親は気づきませんが、「この子は随分と損をしているな。」と感じることがあります。空手で勝つには、稽古だけでは勝てません。どんなに良い先生に習っても、稽古量を増やしても、致命的に欠けている点があれば、勝負に勝つことはできません。

 例えば、挨拶ができない子、返事ができない子がそうです。自分の先生には挨拶するが、他の先生にはしない。指導者には挨拶するが、保護者にはしない。こういう生徒は、勝負の大事なところで損をしているのです。別に、挨拶や返事ができるから贔屓されるわけではありません。
 挨拶や返事が習慣となり、自然にできる者は、自然と運を引き寄せるのです。

 しかし、一応挨拶をしているが、顔の表情が死んでいる、声が小さい等の者は、しないよりはましなのですが、挨拶や返事をすることで、かえってマイナスの印象を与えてしまいます。

 挨拶や返事をするから勝てるのではなく、自然にそういうことができる生活習慣が出来ているから、勝負に強いということなんですね。

 道場では空手に限定すれば先生が偉いです。そりゃ、保護者よりは空手を知っていますから。でも、人間としてはどうでしょうか?先生が一番偉いということはありません。保護者の中にも社会人として立派な方はいくらでもいらっしゃいます。人間としては、もちろん指導者として立派になれるよう心掛けなければいけませんが、保護者も社会でもまれ苦労を重ねているわけですから、誰が偉くて誰が偉くないということではありません。
 社長だから偉いということもなく、年が上だから偉いということでもありません。また、偉いから挨拶をするおのでもありません。

 挨拶は誰に対しても行うべきものです。

 ナショナルチームに入っている、または入りたいと努力している選手の多くは、とても話の受け答えが上手です。別に上の人間に気に入られようとして愛想が良いわけではありません。そんなことをすれば、すぐに見透かされてしまいますから。
 自然とにじみ出る人間性というものですかね。話をしているとこちらがさわやかな気持ちになるのです。言葉がハッキリしているし、表情が活き活きしています。

 選手として、上に行けるかいけないかは、最後はここだと思います。技術や体力で勝負が決まるのは、まだまだ低いレベルでのこと。本当の大一番で勝敗を分けるのは、最後は普段の心がけ、生活習慣です。
 

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