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 なぜ、触れない?
2012年06月08日 (金) | 編集 |
近年の世界の空手界は、ますます高速化が進んでいます。技そのものも速いのですが、何よりも反応の早さに加え、縦横無尽のステップワークが目を引きます。
加えて、ダッキングの技術が進歩し、これまでのような攻撃のタイミングでは、相手に触ることさえもできないという現象が起きてしまいます。

さて、自分よりも速く動く相手に技を決めるには、どうすれば良いのでしょう?実は、発想そのものはきわめて単純なのです。
自分よりも速い相手に勝つには、ゆっくり動けば良いのです。

最近、子供たちが野山で遊ぶことが少なくなり、私たちの少年時代とのギャップにショックを受けています。つまり、昔の人間であればその感覚は既に持ち合わせているのです。

もったいぶらずに答えを言うと、トンボを捕まえるのと同じ要領で間を詰めるのです。

トンボは、明らかに人間よりも反応も動きも速いです。しかし、気配を消してソ~ッと寄って行くと、逃げるタイミングを逸してしまい、飛ぶことができません。
また、手を前に出して間を詰めますね。これも非常に大切なことなのです。突く時に手を伸ばして突くのではなく、手を飛ばして身体がそれについて行くような感覚で入れば、相手の反応は明らかに遅れます。

私がセミナーや記事で書いている「相手の顔に付いている米粒を摘まむように」というのかこの感覚です。

試しに、組手の時に相手がトンボだと思って間を詰めてみてください。もちろん、人間はトンボと違い、自ら攻撃もしてきます。ガードをしっかりとして、先に攻撃されたら確実に防御できる心構えで間を詰めることは忘れないでください。

また、私は小学生の頃、家でニワトリを飼っていました。卵は自給自足だったわけです。外にいるニワトリを小屋に入れる時、これも相手をコーナーに追い込んだり逃げる相手を捕まえる感覚と同じです。
人間よりもはるかに速いニワトリを追いかけたら、ニワトリは四散します。膝を抜いてソ~ッと寄って行くと、ニワトリもゆっくりと動いてくれます。ゆっくりと小屋に追い込んでいくと、複数のニワトリをいっきに小屋に入れることができるのです。

組手の時にニワトリを小屋に入れる要領で相手を追い込むと、面白いくらい相手は逃げることができません。
とはいっても、ニワトリを小屋に追い込んだ経験のある人は、ほとんどいないと思うので、わかりにくいでしょうかね?


私の現在の空手の指導のヒントは、空手の稽古そのものではなく、むしろ幼少の頃の野山で遊んだ経験や、学生の頃に部活としてやっていた野球、上京してすぐに始めたボクシングからの方が圧倒的に多いような気がします。


実は私、幼稚園の頃は、今でいう不登校児でした。いや、学校じゃないから不登園児というべきでしょうか?当時は園に行かないで1人で遊んでいるなんて子供はいませんでした。
人と交わるのが億劫で、いつも野山で一人で遊んでいたものです。

身体が極端に弱く、皆さん信じないかもしれませんが、小学校の運動会は1年生からの6年間で、3回しか出ていません。
筋肉が硬直する原因不明の病で、足がビッコでした。自分では自覚がなかったのですが、走るとピョコン・ピョコンとビッコになっていたようです。

体育も見学が多かったわけですが、その時に見取り稽古の習慣ができてしまったのかもしれません。
それを思うと、世の中何が幸いして何が災いするか分かりません。

まさか、一人で遊んでいた頃のトンボ採りや、家の手伝いでニワトリを小屋に入れたり、体が弱くて体育の授業を見学していたことが、今の指導の役にたっているなんて、当時は夢にも思わなかったですからね。
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