子育てに正解はないが・・・
2012年07月24日 (火) | 編集 |
最近は、ずいぶんといじめの問題が表面化し、毎日のように世間を騒がせています。私も永年教育の現場に身を置いて、自分でも取り組んできた問題なので、他人事ではありません。

世間では、元教師の先生方がコメンテイターとしてあちこちの局から引っ張りだこです。しかし、どのコメンテイターも、加害者と被害者という単純な図式でしかいじめの問題を語っておらず、こんなことをいくら語っても何も解決しないと思い、少々ガッカリしています。

いじめが悪いなんていうのは、有名な先生でなくとも、有名な司会者でなくとも、有名なタレントでなくてもみんな知っているのです。

では、なぜその悪いと知っていることをやってしまうのか?ここをもっと掘り下げて考えて行かなければいけないのではないでしょうか?

うちの子供たちが小学生から中学生の頃は、いじめや学級崩壊の問題をよく耳にしました。また、親が学校に乗り込んで、いじめた(と思われる)生徒をいじめられた(と思われる)子の親が怒鳴り散らすなんてことも何度もあったようです。

担任の先生の中には、頼りない態度で表面的なことしか言わず、最後は喧嘩両成敗で片付けてしまい生徒のフラストレーションがさらに貯まる結果になることもありました。
しかし、中には「この問題は私に一任してください。」と親の前で堂々と言い、見事に解決した立派な先生もいました。



まず、いじめにあっているのではないかと親が感じた時に、どう行動すれば良いか? ある有名な先生が雑誌でこうおっしゃっていました。

「子供が苛められていた場合には、とにかく大騒ぎすること。学校​や教育委員会はもちろんですが、暴力やお金に対する問題があれば​、警察や弁護士に相談することも必要です。・・・」

これは、明らかに火に油を注ぐ行為です。おそらく、この方は本当に深刻ないじめの問題に対面したことがないのでしょう。少しでも、現場での経験があれば、絶対にこんなことは言えないはずです。
確かに、今問題となっているいじめのように、ほぼ一方的に被害者となっている場合もありますが、そうでない場合も非常に多いのです。
だから、事実確認を入念に行い、軽率に行動することのないよう、注意しなければなりません。

大騒ぎをするのは、学校も教育委員会も何もしてくれず、我が子が苛められていることを100%確証を得てからです。つまり、最後の手段としてやむを得ずに行うべきものであり、最初からこんなに大騒ぎでもしようものなら、本当に大切な時に誰も動いてくれないことになってしまいます。

親が大騒ぎでもしようものなら、わが子は二度と友達の輪に入っていくことができなくなります。


また、私の経験上、半数以上の割合で事実誤認でわが子が苛められていると思い込み学校に乗り込む場合、逆に一人の生徒のあまりの横暴にクラスメイトが我慢できず、誰が何度言っても聞かないので、ついにみんなから相手にされなくなった等、決して、我が子が被害者とは限らない場合が多いのです。

そこをいちいち大騒ぎをされてしまえば、学校自体が崩壊しかねません。

また、学校の先生に高圧的な態度を取り、それを我が子に見せつけでもしようものなら、子供は大人を尊敬しなくなります。それは、いずれ回り回って親である自分たちに返ってきます。

ですから、親はあくまでも冷静に対処しなければなりません。もちろん何が何でも我慢する必要はありませんが、「とにかく大騒ぎしろ」というのであれば、「あなたはモンスターになって学校を引っ掻き回しなさい」と言っているのと同じです。

親が冷静に対処できないのであれば、第3者を通じて問い合わせを行っても良いと思いますが、とにかくあくまでも冷静に対処してください。
私もいじめ問題に何度も直面し、間に立ったことがありますが、被害者側と加害者側は見解は大きく違います。そこを根気よく摺合せ、少しでも共通の見解を見出さなければ、双方にとって得をすることはありません。


とはいっても、命に関わる問題の時は、そんな流ちょうなことを言っている場合ではないと思います。そのためには、日頃からアンテナを張って子供の動向を見守ることが一番でしょうね。
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