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 結局基本が出来ているかになる
2012年07月20日 (金) | 編集 |
前回の記事で、蹴りは股関節が柔らかければ良いというものではなく、内外転・内外旋ができるかどうかであり、それには引き手が重要だと書きました。

実は、何かを掴んで引っ張る時、力こぶのできる筋肉である上腕二頭筋を使って引いても、大きな力は出ません。それを肩甲骨が使えるようになると、本当に何倍も強くなります。
ですから、引き手というのは、手を引くのではなく、肩甲骨を寄せることが大切だと思っています。肩甲骨が使えるようになったら、あとは手自体は引かなくてもいいんです。すべてを肩甲骨だけで操作してしまえばいいんですから。

普段から基本の受けや突きの時にあれだけ引き手を取っていながら、蹴りの時に引き手を取れる生徒といくら言っても取れない生徒がいます。

確かに、最近は肩が凝っていて、僧帽筋が異常に固い生徒が増え、背中の筋肉を動かせない子が多いですね。でも、引き手を使っている生徒は言われたことを徹底してやろうとしている。

反面、引き手を取らない生徒は、取れないのではなく取らないのです。

ここで、指導されたことが身に付く生徒といつまでも自己流で進歩しない生徒に分かれるんです。


私は、「言われたことは徹底してやりなさい。自分でやっているつもりでもほんの少ししかやらなければ、他人から見てまったくやっていないのと同じです。」と言いますが、「自分はちゃんとやっているつもり」になっている生徒は結果、まったく上達しません。

引き手って、ほんと大事だなと思います。肩甲骨が使えることで、あらゆる動きが一段上のレベルでできるようになる。

だから、「引き手」という言葉に騙されてはいけません。引き手は手を引くことではないのです。



やはり、本当の基本が身に付いている生徒は、言われればすぐにできる。器用な生徒は中途半端な基本でもそこそこできてしまいますが、それ以上のレベルには行けないでしょう。

なぜならば、前述したように、引き手は一段上のレベルで動けるようになる、魔法の身体操作だからです。器用な子は、引き手をろくに使わなくても良い動きをしますが、やはり体力の限界がその子の限界となってしまう。


蹴り以外に例をだすと、突いた後に間を切る時、足で後退したら相手は反撃のため前進するのですから、追いつかれてしまいます。
しかし、引き手で間を切れば相手が反撃しようとしても、一瞬にして間を切るので反撃できないのです。

また、後退するだけでなく、突いた手を引くことで、「横に回る」「間を詰める」ことも足だけで動くよりも速く強くできるので、大変便利です。


だから、やっぱり基本なんですよ。基本稽古の時に「引き手をしっかりと取れ!」と先生がうるさく言う。
これは、まったく理にかなっていることなのです。

基本って、一番つまらないと思います。私も習いたての頃は、一番手を抜いていました。形や組手の方が絶対に面白いですから。

でも、経験を積めば積むほど、指導者となって指導すればするほど、基本ができているかどうかが、その後の上達に大きく関わっていることを痛感します。

ここを読んだ人は、基本の時に引き手をしっかりと意識して稽古に励んでほしいと思います。
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コメント
この記事へのコメント
引き手は大事ですよね。
ところで流派によって引き手の場所が、腋、横腹、腰と異なっていますが、この違いにはどのような意味があるのでしょうか。ご存知でしたらご教授ください。
2012/07/21(Sat) 08:32 | URL  | 空手愛好家 #-[ 編集]
Re: タイトルなし
> 突き方は、各流派によって違いがありますし戦闘理念が異なります。
> 各々の戦闘理念に従って技を作るのであれば、やはり引手の高さもどこでも良いというわけにはいきません。
>
> ただ、「なぜこの高さなのか?」を語れば、これだけで膨大な文字数を必要とするほど、奥の深いことです。
>
> これは、私よりも語るにふさわしい方々にお任せしたいと思います。
> ただ、私なりの意見も、後日このブログで少しずつ語っていきたいと思います。
2012/07/22(Sun) 01:41 | URL  | 月井 新 #-[ 編集]
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