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 稽古の心構え
2016年06月06日 (月) | 編集 |
そろそろ、どの都道府県も、全少と全中の予選は終わる頃です。

当道場生も、一昨日ですべて予選は終わりました。毎年思うのですが、組手に関して、「この子は今回行けるかも?」「この子は難しいなぁ・・・。」等、コートに上がる前にわかってしまいます。

みんな頑張っているんです。でも、大切なのはどう頑張るかなのです。稽古中の態度で、基本でも形でも組手でも同じなのですが、まずみんなに言ったこと。これは、一般論としてみんながやらなければいけないことです。特に大切なことは、私は繰り返し、強い口調で言うことにしています。
そして、生徒一人一人へのアドバイスです。それは、その生徒がまず何よりも優先して心掛けることです。

上記2点を常に念頭に置いて稽古するのか?ただ、ひたすら必死になって稽古するのか?これで、試合の結果は大きく異なってきます。

勝つ生徒は、試合での最悪の場面を想定して稽古していますね。試合というのは、強いものが必ず勝つとは限りません。なぜならば、試合は必ず0-0から始まるからです。AがBよりも強いから5-0から始めますなんて試合はありません。
そして、戦いには流れというものがあります。勝負は、流れに乗った者が勝つのです。

ですから、試合開始早々に相手の流れであり続けることが良くあります。相手の流れの時は、ひたすら我慢です。でも、ただ我慢して防御に徹するのではなく、失点を絶対にしないように最大限の注意を払いながら攻める気持ちが必要ですね。
流れというのは、通常は20秒で変わります。相手の流れが突然ニュートラル状態になるか、いっきに自分に来ることがよくあります。
また、負傷や安全具の着け直し等の一時的な試合の中断で、流れが変わる場合など。

自分の流れになった時に、もたもたせずにポイントを取れるかどうか? ここは、集中力がものを言います。


どんなに強い選手でも、流れが相手にあることがあるし、もしくは自分の苦手なタイプの選手と対戦することがあります。「今回は、調子が良くて一方的に勝ち上がっているけれど、次の対戦相手は右構えだから、次が山だな。」なんて会話は日常的ですね。

さて、試合とは前述のように流れが勝負を左右するということから、どのように稽古に取り組むかというのがテーマです。結論を言えば、最悪のケースを想定して稽古すれば良いのです。普通にやってもダメな時に何をするか?そのパターンをしっかりと稽古しておけば、相手のタイプがどうであれ、流れがどうであれ、何とかなるのです。
自分のやりたいことだけをやっている。「この技を極めたいな」「こうやって相手に入りたいな」というのは、願望です。願望が悪いというのではありません。願望だけの稽古をするなということなのです。

自分がこうありたいと思うなら、どうすれば思い通りになるのかをまず考え、もしうまく行かなかったらどうするのかを次に考えるのです。

ここまで、想定して稽古している者は、本番に強いし、安定した成績が残せます。考えずに、ただひたすら稽古している者は、勝つ時は凄く強いが、負ける時はすごくもろいものです。

試合後の反省会で、選手にしつこいくらいに質問責めにすると、なぜ勝てなかったのか?なぜ勝てたのかがよくわかります。

やはり、原因は9割9分自分にあるということです。常に審判がどうのという人間は、永久に同じ失敗を繰り返します。なぜ、審判はあの時ポイントをくれなかったのか?なぜ、相手に有利と思われるジャッジをしたのか?なぜ、判定で相手に旗が揚がったのか?

審判にはもちろんミズジャッジはあります。でも、それを単に審判のせいにするのではなく、なぜそうなったのかを考え修正してゆけば、同様のことは起こらなくなるはずです。また、保護者は、我が子よりに試合を判断しがちです。「なんでポイントじゃないの?」という場面は良くあります。

でも、審判の目と親の目は違うということです。もちろん、指導者の目も違います。ですから、判定に疑問を持つなら、厳しい第三者の目に意見を求めることが最良の手段だと思います。

長くなってしまいました。今日の結論です。

稽古は常に最悪の事態を想定して行うこと。
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