欠点を作れ!
2015年05月13日 (水) | 編集 |
タイトルは、まだ私が大学を出たての頃、師に形を見ていただいている時に言われた言葉です。

当時は、形の意味を全く理解せず、嫌々やっていました。覚えなければ昇段できないなんて程度の認識でしたね。

当然、必死さがないから他人から見て、順番の羅列だけのクソ面白くない形でした。
「お前は、基本はまあまあできている。形も取り立てて減点個所はない。でも、加点箇所もないから、褒めようがないんだよなぁ…。とりあえず、欠点を作ってみろ。そうすれば何か俺も言いようがある。」というような内容でした。

今、指導者になってこの言葉がよく理解できるようになりました。可もなく不可もなく、全てが及第点だが、他人と比べて突出しているものがないのと、欠点だらけだが、他人が真似できないような長所もある者を比べたら、後者の方がはるかに魅力があります。

欠点が多いということは、課題がはっきりしており、それを直せば今よりも凄く上達するということです。
10個の欠点がある者と、100個の欠点がある者では、後者の方が10倍上達できるということです。

思えば、師にこの言葉を言われた意味は、当時からわかっていました。当時は気も力も8割程度でやっていたので、人を感動させることができなかったのです。
だから、形が崩れるくらい目一杯やってみろ!という意味で言われていたのです。
下手くそでも10割、いやそれ以上の気力と力で形を打てば、人の心に響く形になります。

当時、自分が言われたことを、今は生徒に言っている。何気なく言った言葉が、言われた者にとって一生覚えていることがある。
言葉は慎重に、相手の心にひとつでも多く響くように心がけなければいけないと思います。
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