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 再び「審判を敵に回す」とは?
2014年04月21日 (月) | 編集 |
最近、生徒たちに話をする機会が増えています。私の道場は少人数なので、これまでほんの数人しか中学生がいませんでしたが、昨年くらいから中学生が増えてきて、高校でも空手をしたいと希望する子が増えてきました。

そこで、高校に練習に行かせていただく機会が増えたので、生徒たちにその心構えを説く機会が増えています。


どこに行っても先生も先輩もやさしい態度で接してくれます。しかし、全国優勝を目指している高校の部員は少しの時間をも惜しんでほんの僅かでも強くなろうとしているモチベーションの高い人たちです。そこに中途半端な気持ちで練習に参加されては迷惑以外の何物でもありません。

「そこを理解した上で真剣に先輩の胸を借り、先生の指導を受けてきなさい。」

と、しつこいくらいに説いています。同時に、保護者の方々にも同じことをお願いしています。

これは、進学も就職も同じで、自分が「どこが良いかな?」といろいろと訪問すると同時に、学校や会社側も「誰が良いかな?」と観ているわけです。
そこで相思相愛になれば、めでたくそこにお世話になれる。いくら自分がここに入りたいと思っても、学校・会社側が「いりません」といえばお世話になることはできないでのです。

面白いものだなと思うのは、どこの強豪校の先生も、小学校や中学校の実績はあまり重要視していないところです。あくまでも自分の目で見て「良い!」と思った生徒は来てもらいたい。そして、どこの先生も生徒の評価がほぼ同じなのです。
いわば、強豪校の空手部の先生方は、人を観るプロです。本質を見抜くことには誰よりも長けているのです。
そこで、どんな生徒を高校の先生がほしいと思い、どんな生徒をいらないと思うか?これを生徒と保護者に話をしていたのです。



関係ない話が長くなりました。そこでタイトルの「審判を敵に回す」です。多くは2012年9月4日の本ブログに書いたとおりです。試合態度が悪いとかいう単純な話ではありません。

形の選手であれば、呼吸が審判と合っていれば好意的に評価をしてくれる。審判に見やすいリズムがあれば、評価が高いのですが、逆に一つ一つの技は強くて基本もしっかりしているが、呼吸が審判と合わないためになぜか僅差で負ける生徒がいます。
組手で、判定になった時に9割方負ける生徒がいます。これは皆、審判を敵に回しているということです。

組手の時に、どういう行動が審判を敵に回すかというと、攻められる時に何もせずに攻めない、ダッキングを繰り返しそこから何もしない、構えた時の姿勢が悪い等かと思います。加えて私がよく指摘するのは、主審の止めのあと開始線に戻るのが遅いというのも見逃せません。相手選手も審判もスタンバイししているのに、のそのそと開始線までゆっくり歩いて戻ると、コート内の空気の流れが相手側に移るのが見えます。


審判も試合を読みながら行っています。攻めることができる瞬間にすぐ攻めれば、審判の呼吸と選手のリズムが合うので、その選手に好意的な判断が多くなります。自分の間合いにいるにも関わらずなかなか攻めないと、審判は若干イライラします。するとほぼ相打ちになって時でも、相手のポイントになる確率の方が高くなります。

私も稽古中や大会で、自分の生徒がなかなか攻めない時は、「あんまり攻めないから尻を蹴飛ばしたくなったぞ!」と言う時があります。

選手たちは互いに心の読みあいをしていますが、審判も両選手の心を読みながら行っています。ダッキングを無意味に繰り返すことも、攻める気持ちがないと判断され嫌われる原因です。姿勢が悪いというのは説明の必要はないでしょう。
審判を敵に回す条件として、顎が出ている、猫背で肩がいかっている。これだけで審判は不快に感じます。
姿勢に関しては審判にも言えますね。姿勢の悪い審判だと今一つ判定に疑問を持ってしまいますが、姿勢の良い審判だと少々疑問に感じても納得してしまいます。


ですから、礼儀正しく真面目な生徒でも審判に嫌われることもあるのです。
では、こういう生徒が審判を味方につけるにはどうすれば良いかというと、気持ちを表に出すことが第一です。やる気を見せるのです。ただ、審判と呼吸を合わせるには、常日頃から他者との協調性を心がけていれば良いのですが、これは短期間で直ることではありません。

時間はかかりますが最も効果的なのは、稽古中に他者とのコミュニケーションを図るよう努力させることです。年長者になれば集団をまとめようという気持ちがあるか、それとも自分だけ一所懸命やろうとしているか、これが勝負の場面で決定的に出るのです。

組手試合で判定になるとほとんど負ける。相手選手よりも強いはずなのに評価されない。こんな場合は、どこかで審判の期待にそぐわない部分があるのだと思います。

ですから私の指導者としての役目は、なぜ、審判を敵に回して惜しいところで負けるのかを理解させ教えることだと思います。

0-8で負ければ、心技体すべてにおいて負けていることです。理由はほとんどの人がわかります。わかっているなら私があえて指摘することもありません。問題は、競り合っていても常に僅差で負ける生徒、判定になると必ず負けになる生徒。これは目に見えないところに原因があります。
見えないから詳しく教えないといけません。


実は、冒頭に書いた高校の先生に評価される生徒は、競り合いになると僅差で勝ち、判定でも勝てる生徒なのです。ただ、これは選手の心がけ次第でどうにでもなります。生まれつきの能力で後天的にはどうにもならない致命的な部分ではないのです。

実は、現在いくつかの高校からお誘いを受けている複数名の生徒も、昨年までは判定で負けていたのです。だから、「審判を敵に回しているぞ!」と言われていた生徒がいました。

ところが自分で変わろうと思い、自覚が芽生えて来ると、稽古中に声が出てリーダーシップを取れるようになります。すると、不思議なことに接戦に強くなるのです。

ですから、今日書いたことは能力の問題ではなく、あくまでも自覚の問題であると思ってください。
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