変な子の育て方
2014年01月23日 (木) | 編集 |
ここを読んでいる人で、「自分って変な人間だよなぁ・・・」と自覚している人はいますか?

私は、子供の頃から変でした。例えば、算数の時に答えの解き方が教科書通りでないと先生に指摘される。やってはいけないと分かっていてもやってしまう。右と言われたら絶対に左に行く等、他の子供とは明らかに違っていたのです。

これも私の生い立ちが特殊だったからだと思うのです。父親が電力会社に勤務していたため、小学校に上がるまで水力発電所勤務だったので、山奥でそれこそ動物と遊んで育ちました。兄弟はおらず、いつも一人で遊んでいたんです。
凄い山奥で、猟師が裏山でクマ狩りをしており、解体して背負って帰るところを母親がクマの肉を猟師から買ったり、家の近くにマムシの巣があり、一度家の中にマムシが入ってきたことがあります。

父親がこのままでは近くに学校がないので、転勤して人里に下りてきたのですが、親は入学前に3か月だけ私を保育園に入れました。
ところが、人と接したことがないので、友達とどうやって遊んでいいか分からず、ほとんど保育園には行きませんでした。
元祖不登園児だったわけです。

また、幼児の時に病名も分からない病気にかかり、低学年の時は休みが多く体育も見学ばかりでした。走るとビッコで、人並みに運動すると脚の筋肉が硬直して一晩中痛くて泣いていて、両親に脚をさすってもらっていました。

運動会も小学校6年間で3回しか出ていません。


こんな生い立ちなら、そりゃ変になりますよね。だから、物事の発想自体が未だに他人とは違うんですよ。おまけにジッとしているとイライラしてくるので、授業中もずっと騒いでいたのです。だから高校3年生まで廊下に立たされていました。今でいうADHDってやつでしょう。


さて、そんな私も歳を重ねると普通とはいきませんが、とりあえず人並みに近い生活を送れるようになりました。


で、今の子供たちを見ると、私みたいな子供が多いんですよ、これが。

街中で普通に育っているのに変?

まあ、変だといわれると気を悪くする人もいるでしょうが、変というのは私は「個性」と捉えているので、そのつもりで読んでください。

やはり核家族化が浸透し、おじいちゃんおばあちゃんから知恵を授かることがなく、おまけに親以外に他人に接する機会がなく、友達とも外で遊ぶことがなくなった。ということは、街中にいて、私が育ったような山奥の状況と同じ環境になってしまっているのではないかと思うのです。

でも、私が観察していると、こういう変な子って人が気づかないところに良く気がついて、私が時々「ドキッ」とさせられることがあるんです。

また、行儀の悪い子の中で、叱られると分かっていても何度もやってしまう子がいます。この気持ちすっごく分かります、私もそうでしたから。

私はよく先生に、「こんなことをやって良いと思ってるのか!?」と叱られましたが、心の中では「悪いことくらい分かっていますよ」と反論していました。

ではなぜ分かっているのにやってしまうのか?悪いと分かっていてこんなことしたら叱られるなと思ったら、本当にこれをしたら叱られるのかを検証したくなるのです。
で、叱られると「やっぱり叱られるんだな」と分かるわけです。

では、分かった時点で二度としないかというと、私みたいな捻くれた人間は、「この前は予想通りに叱られたけど、もう一度やったらどうなるだろうか?」という好奇心がムクムクと膨れ上がってきて、またやってしまうのです。


先生を困らせる子は、本当に困らせようとは思っておらず、かまってほしいから気を引くためにやっている場合が多いと感じます。

特にひとりっ子って変な子が多いですよね。でも、自分が極端にそうだったから、一人っ子の変さかげんがもの凄く理解できるんです。
私の道場生の中で、明らかに他とは異なる生徒がいますが、分かっていても自分の経験上、やっぱり叱らなければいけないのです。でも、心の中では「お前の気持ちはよく分かるぞ!」って思って叱っています。


こういう子の場合、保護者は我慢強く育てていただきたいと思います。注意力も散漫だし、人にちょっかい出して迷惑かけるし、叱られる要素はたくさんあります。そして、指導者も保護者もそんな時は叱っても良いと思います。叱られることを分かっていてやってしまっているわけですから、叱らなければダメなのです。

でも、叱る時に「なんでお前はこんなことがわからないんだ!ダメだっていうのが分からないのか!」と思うのではなく、「この子は、こういう性格なのは分かっている。分かっているのにやっているんだ。今すぐに治らないだろうから、こっちも根競べのつもりで叱り続けるぞ」と思って叱っていただきたいのです。


私も心の中では「自分の子供の頃と同じだ」と逆に親しみを感じて叱っているのですが、本当に怒っていると勘違いされているのかもしれないと時々反省しています。

こういう子って、大人が自分のことを好きか嫌いかってことは、普通の子以上に気にしているはずです。


我が子が稽古についていけないと諦めてしまう保護者の皆さん。もう少し気を長く持って預けていただきたいと思います。他人よりも能力がないから稽古について行けないのではないのです。来る時が来ればおそらく通常の子供以上に伸びる可能性があるのです。
ただ、それに時間がかかっているからなのです。


空手を指導していても、こういう変な子って、発想が他人と違うから、他の人間が見えないところが見えることが良くあります。いわゆる、当たり前のことは答えられないのに、誰も答えられないことを正解するようなところがあります。

つくづく、こういう資質を潰してしまうのはもったいないと思ってしまうのです。
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