引き手にこつがある 3
2013年11月01日 (金) | 編集 |
さて、引き手についての第3段です。

引き手を取る時に、ではどうすれば良いのか? これは直接指導しないといけない部分であり、文章では書きません。ただ、引き手の取り方ひとつで肩甲骨を自由に使うことができる。結果としてすべての動きに良いように作用する。

受けや突きの威力・スピードだけでなく、おこりのない動きも可能となることは既に書きましたが、構えも隙がなくなり、蹴りもうまくなる。極めつけは、引き手で姿勢が決まるとバランスが良くなり反応も早くなる。おまけに打たれ強くもなるのです。

こんなにメリットがあるのならやらない手はないでしょう。

最近思うのですが、子供たちのほとんどが肩が異常に凝っていますね。指で軽く僧帽筋を押しただけでのたうちまわって痛がる。これも姿勢が悪いために思わぬところに負担がかかっているためでしょう。
このまま成長したら、成人になった頃には万年肩こりと頭痛持ちになっていはしないかと心配です。

でも、私たちの子供の頃はどうだったのでしょうかね?案外今の子供たちと変わらなかったりして。

肩から背中にかけて凝っているから肩甲骨が固まっている。固まっているから突きは腕だけで突く。だから短いし威力もない。
以前、テレビで観ていたK-1の選手やプロボクサー、総合格闘技の選手は、驚くほど肩甲骨周りが柔らかいですよ。せっかく基本に引き手という素晴らしいものがあるのに、肝心の空手選手が肩甲骨を使えないのはおかしなものです。

さて、ではどのように引き手を取るのかというと、具体的に書いても誤解される恐れがあるので詳しくは書きませんが、拳を引いた時に肩をロックさせるのです。

肩をロックさせると書くと、固めるのかと思われてしまうかもしれませんね。実際には、矢を射るのに弓を目一杯引いて、いつでも射れるようにしている状態という方が正しいと思います。
ですから、決して固めているわけではありません。短距離走でいうならば、「イチについて」「用意」「ドン!」の用意の状態が引き手です。あとはドンと突くだけです。

本当に空手って面白いと思います。引き手一つで技のイメージが無限に広がるのですから。
スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック