続・スカウトの目
2012年06月27日 (水) | 編集 |
昨日の、高校の先生がどこを見てスカウトを行っているかが好評でしたので、その続編を書きます。

高校の関東大会にうちの長女が後輩たちの応援に行った時のことです。先生が一人で座っていたので話しかけたそうです。

すると、正面の銅像に打ち込みをしている男の子がいました。突然、先生がうちの長女に、

「おい、あの子どこの子か知っているか?」

と尋ねたそうです。
長女は、

「はい、あれはうちの道場の子です。」

と答えると、

「あいつ、いいなぁ・・・、今度練習に連れて来い!」

と、おっしゃったというので、私は夏休みにその子を高校の練習に連れて行きました。

先生にとっては、長女が答えるまで空手の実力はもちろん、性格も所属道場もまったくわからなかったわけです。

でも、男の子が一人で銅像に打ち込みをしている姿に何かピンときたものがあったのでしょう。

だからといって、他の子が銅像に対し同じことをやっていても先生はピンと来たかどうかはわかりません。先生は、銅像に打ち込みをするという、アホな行動そのものにピンときたのではなく、動いている彼の姿から、運動センスや性格を判断したのだと思います。


何万人という生徒たちを指導し、何百人という空手部員を育ててきた経験からくる感が働いたからこそ、試合とは関係ない部分で「こいつだ!」となったのでしょう。

面構え、しぐさ等、限られた情報でも、その子を査定するには充分だったのだと思います。


人を見る目が肥えている人ほど感が働きます。一見、根拠のない単なる気まぐれと思うでしょうが、そうではないのです。

ですから、一般論としてこういう子をほしがるということは言えますが、長年教育に携わってきたその道のプロは、全く別の部分にも反応することがあるということです。

私も子供の才能を見る時に、練習が嫌だといって駄々をこねる姿に器を感じたり、親への甘え方にピンときたりと、決して練習をまじめにやってる姿だけを評価しているわけではありません。


かえって何気ない時こそが、人間の本性を見定めるには好都合なのではないかと思います。

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