スポンサーサイト
--年--月--日 (--) | 編集 |
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
 見返りを求めない善意
2013年10月24日 (木) | 編集 |
さて、昨日は桜の押花が日本への夢をふくらませたことを書きました。昨日は書きませんでしたが、この方こそが本年インドで行われる当会の世界大会のメインスポンサーなのです。

もし、この方がインドの支部長のツテだけのつながりであった場合と、50年以上前の少年時代に日本人との交流があった場合では、協力の度合いは随分と異なってきます。

ですから、この50年以上前に桜の押花をインドに送られた方の恩恵を、同じ日本人というだけで見ず知らずの我々が受けているということになるのです。

人の縁というものは不思議なものですね。



今日は、実際にあったお話を書いてみましょう。

インドは毎年のように学校が休みになると日本に合宿に来ています。まあ、そこでは生活習慣の違いからトラブルが絶えず、私も何度業者さんに頭を下げたのかわからないほど謝りました。

ウィークリーマンションを借りるのですが、靴で部屋に上がる。ベッドで食事をしてマットをカレーと泥だらけにする。壁に落書きをする。カーテンにぶら下がり、カーテンレールを捻じ曲げる。階に設置してある消化器を撒き散らす等、破壊の限りを尽くしたりしたことがあります。

そこを平身平頭彼らに成り代わって謝罪し、弁償するのですから大変です。(もちろん、弁償は彼らにさせますよ)

その彼らが来日していた数年前、こんなことがありました。当時インドの支部長は来日せず支部長の奥さんが子供たちの面倒を見ていましたが、帰国の前日に支払いのために銀行に行って両替をした後、地下鉄に乗ったら寝てしまい、降りる駅を随分すぎてしまいました。都内を移動していたはずが、気がついたら長津田まで行ってしまったようです。

土地勘のない人にはどこと書いてもわからないでしょね。とにかく1時間くらい寝過ごしたのです。

彼女は、目が覚めて慌てて電車から降りた時に、ビニールの袋に入れた銀行で両替したばかりの現金13万円を電車に置いてきてしまったことに気がつきました。
困って通りがかった女性に助けを求めたら、その女性は駅員に事情を話してくれて、警察にも届けてくれました。

当時、私は墓参りで栃木の実家に帰っており、これから長津田に向かっても三時間以上はかかるし、置いてきたのが現金だけでは戻る可能性もないとあきらめていました。私も1時間おきにお客様センターに電話して聞いていましたが、当然のように現金の落し物はありませんでした。

すると夜の9時過ぎに支部長の奥さんのところに男性から電話があり、現金を電車の中で見つけたので連絡してくれたそうです。なぜ電話がわかったのかというと、銀行の両替したレシートに書いてあったそうです。

その方は葛西に住んでおり、外国人では取りに来るのが大変だろうと、それからわざわざ中野まで夜の11時くらいにお金を届けに来てくれたそうです。
そして、何もお礼も要求せず、すぐに立ち去ったそうです。

次の朝にインド人たちが空港に着いてから私はそれを聞き、お礼をしようと電話番号を訊いたら、携帯電話がレンタルだったのでデータを消去して返却してしまったそうで、その方にはお礼も言えないままになっています。

私はこの方に対し感謝の気持ちでいっぱいです。外国人からすれば、電車の中に置き忘れた現金が戻ってくることなど奇跡に近いことだし、ましてやわざわざ電車で1時間もかけて届けてくれて、そのまま立ち去るなどという行為は信じられないと思います。

このような善意が、その人だけでなく日本人全体の評価として世界中に広まっていけば、結果としてどれだけのメリットが生じるかわかりません。
帰国したインド人たちは、日本で起きたこの奇跡を何人の人に伝えるでしょうか?

日本人がどれだけ正直で親切かを一生語り続けることでしょう。


また、長津田駅で警察官や駅員の方が英語が話せないということで、貴重な時間を割いて通訳してくれた女性にも感謝したいと思います。

「見返りを求めない善意」こそが最大限に評価されるものです。その意味で、この現金を届けていただいた方こそが、日本人のあるべき姿を見せてくれたのではないかと思うのです。


最近、インド人に成り代わって謝罪したり感謝したり、時々「俺って一体何者?」と思う時があります。
スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。