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 桜の押花
2013年10月23日 (水) | 編集 |
日本人とは何か?
答えを知りたかったら、外国で外国人に囲まれて生活すればすぐにわかります。自分が意識するしないに関わらず、周囲は日本人として扱うからです。

今回、インドで大変高い地位にいる方と食事をしました。うちの支部長が日本がどんなに素晴らしい国かを力説しました。

「電車やバスに乗るのに人々は並ぶんですよ。誰も横から割り込まないんです。」

「道を聞くと誰も丁寧に教えてくれます。店の人に訊くとわざわざ外まで出て教えてくれるんです。」

「買い物をしても笑顔で接してくれます。そして、丁寧に頭を下げてありがとうございましたと言ってくれるんです。」

「日本人は、約束を守ります。だから、口約束だけでいいんです。嘘をつきません。」

最後は少々耳が痛いですね。

すると先の方が、

「私は少年の頃、日本人のペンパルがいました。」

と言います。

そういえば、私の少年時代にも外国人と文通をしている人がいましたね。

この方は、今でも日本人の名前を覚えていました。

「日本では、桜はいつ咲きますが?私は桜の季節に是非日本に行きたいと思い続けてきました。」

「ペンパルがある日、日本のものを送ってくれたのです。折り紙や絵葉書がありましたが、中に乾燥した花がありました。私は、これが一体何かわからずに母に聞きました。」

「母は、これは桜の押し花で、桜の花はある季節になると満開になって辺り一面に咲き乱れることを聞き、いつか満開の桜を観に日本に行きたいとずっと思っていたんです。」

と、話してくれました。

私は幼少時、病弱で人並みに運動ができなかったこともあり、世界地図を眺めながら

「いつか世界を回ってみたい。」

と、夢見ていました。
当時は、世界は168カ国くらいだったと思いますが、国の名前を全部覚えたものです。

今のように気楽に国際電話もできず、スカイプで互いの顔を見ながら話すなんてのは遠い未来の技術だった頃の話です。ネットで検索もできず、何かを知りたければ図書館にいかなければなりませんでした。

この方のように、遠い国からの贈り物に夢を膨らませ成長した人間が今や国の中枢で活躍している。こんな素敵な国際貢献はないのではないでしょうか?

日本が国際的に地位を揺るがないものにして、世界中の人たちと仲良くやって行くには、今も昔もこの方のペンパルの日本人のように、心のこもった草の根の交流が一番なのです。

当時、海外に物を送るのは、決して安くはなかったでしょう。しかし、もしかしたら将来の国際交流の場で万倍倍もの効果になることだってあるのです。
ひとつの桜の押し花が、異国の少年の胸をときめかせ、一生日本に憧れ続けることになる。その少年が成長して社会のリーダーとして何らかの形で日本に関わることになれば、先方は最初から好意的な態度で接してきます。

桜の押し花という、日本の心を送られた彼のペンパルだった人はいったいどんな方なのでしょうか。
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