統計の大切さ
2013年06月20日 (木) | 編集 |
試合の勝因・敗因、傾向と対策を練るのに、統計を取ることはあまり空手界では行われていません。野球が最も発達しているでしょうかね。

野球は、試合ごとにスコアブックを付けますが、これが情報の宝庫なんです。私も空手版スコアブックを試みたことがありますが、まだアイデアが固まっていません。

ですから、映像または生の試合を観ながら、永年の感と経験に頼らざるを得ないんです。



例えば、あるチームのポイントが、ほとんど上段突き、それも攻めた時の上段突きが総ポイントの7割を占めていたとします。
もう一つのチームは、上段突き・中段突き・自分から攻めた場合・カウンターで決めた場合の割合の均整が取れている場合、前者のチームに対する策は、非常に簡単です。上段突きだけを注意していれば、失点はほとんどありません。
しかし、後者のチームの対策はさらに深いリサーチが必要になります。選手の癖や得失点の場面場面を綿密に解析することが要求されるからです。

もちろん、これはチームとしてだけでなく、個人でも同じことが言えます。



私の場合は、相手の最も得意とする技やコンビネーションを封じることを第一に考えます。ほとんどの選手は、攻める時の1パターンとカウンターの1パターンの2つの技で、総得点の7割強近くを取る選手が多いのです。
その2つのパターンを封じれば、単純計算では相手の攻撃力の7割強を削減できるわけです。

また、「始め!」から、何秒でポイントを取ったのか? これも重要です。

私のリサーチでは、始めから2秒以内ならば、先の攻撃した方が得点となるケースが8割以上になる。5秒以内でも7割程度。ところが、5秒を過ぎると、今度は6:4くらいの割合でカウンターが決まる確率が増していきます。

人間は、通常集中力がMAXとなるまでに5秒くらいかかるのではないかと推測します。

ところが、一流の選手となると「始め!」と同時に集中力がMAXになり、先制攻撃が効かない場合があるのです。


ですから、これらの要素を私の場合は、自分なりに項目を作り、選手の特徴を把握するようにしています。

予算があれば、本格的に研究できるんですが、今は家庭用のビデオで地味にやっていくしかありません。


永年そういう研究をしていると、試合中にどんなパターンでどちらが勝つか、相当に高い確率で当てることができるようになります。
私は、空手界に必要なのはこういったデータの蓄積ではないかと思っています。
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