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 気になる学力低下
2013年06月06日 (木) | 編集 |
最近の日本の子供たちの学力の低下を真剣に心配しています。年々、学力が低下していっているようですね。学校ではなく、空手を指導していてそれが分かるのですから、よほどのことだと思います。

私は今、世界の中でも日本人の勉強の量は相当に少ない方だと感じています。15年前は、インドネシアで英語を話せる人はほとんどいませんでした。日本と同じ島国で、国民性も日本に似ている国です。
ところが、3年前にインドネシアに指導に行った時には、小学生にも英語で教えることができました。


私が指導していた当時のフィリピンチームは、国内で1・2位を争う大学の生徒が多く所属していました。ある生徒は、練習の5分か10分の休憩時間にもノートを持ってきて常に勉強していました。
この選手は仕事に就いてからも、夜11時に練習が終わると、「やり残した仕事があるから」と、オフィスに戻っていくこともありました。

中には、WKF世界大会の会場で、「帰ったら大事なレポートの提出があるから」と、試合会場で勉強をしている選手もいました。
みんな、1分1秒を惜しんで勉強をしていました。でも、空手は中途半端にはならず、やる時は真剣でした。

勉強も真剣に、空手も真剣に。だから、日本のように高校も大学も毎日道場で練習ができるなんて環境はなく、週3日2時間のみの稽古でアジア大会、世界大会に臨んでいました。


1994年の世界大会で銅メダルを獲得した選手は、仕事の関係でチームと一緒に出発できず深夜1時過ぎにホテルに到着し、次の朝一番で試合でした。
すると、当日に計量すると連日深夜まで仕事をしていてろくに調整もできず500gのオーバーでした。すぐにランニングをさせ体重を落とさせましたが、なかなか戻って来ず、計量の係が「もう、ダメだ。」というのを、私は「あと3分待ってください。」「あと1分待ってください。」「お願いです。」と粘り続け、ようやくギリギリでパスしたと思ったら既に他の選手はコートに並んでおり、今何キロも走ってきたところですぐに優勝候補の選手との対戦で負けてしまいました。

彼は初戦で負けてから1戦1戦大切に勝ち上がり、敗者復活戦4試合を戦って銅メダルを手にしました。
この選手は、卒業してすぐに工場の管理者になり、いつも深夜まで仕事をしていました。ある時などは、陸上トラックで走り込みを終えた後、車に道着を取りに行って40分後に帰ってきました。それまで何をしていたのか訊くと、「道着を取ろうと乗用車のトランクを空けたら、そのまま頭を突っ込んで寝てしまった。」そうです。

当時の選手たちはそのくらい猛烈に勉強し、猛烈に仕事をしていたのです。
その選手たちは、今では立派なビジネスマンとして世界を股にかけて活躍しています。選手時代の面影は全くなく、頭が薄くなった者、腹が3倍くらい太くなった者もいますが、当時は国の威信をかけて空手を戦っていたものが、今では経済で国を支えているのです。
せっかく、有望な選手がいても、そのうちの何人かは「アメリカに留学するので」と空手を辞めてしまった生徒もいます。

でも、それらのすべては至極健全なことだと思いますよ。文字通り文武両道を実行している選手たちでしたから。

彼らを指導していた私もとても楽しかったです。監督としての楽しさは彼らに教わったのかもしれません。相手に対する作戦を共に立て、思い切った策を実行できたからです。

力に劣る者が力に勝る者に勝つには、頭しかない。
その作戦がズバリ当たって勝った時などは、本当にうれしかったものです。
「先生の言うとおりにやったら勝っちゃったよ。」「いや、あれを徹底して実行できたんだから大した勇気だよ。」
と、共に喜ぶことができました。



話しが随分と逸れてしまいましたが、やはり勉強は大切です。空手界も今トップを張っている強豪大学の選手を東大はじめ国立大学の選手が破るなんてことが起きると、空手界はますます活性化するんですけどね。

という、3流大学卒の私の主張でした。
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