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 また拍子の話
2013年04月30日 (火) | 編集 |
私が、先のアディダスカップでの解説をあとで見直した時、やはりライブでの解説は難しいと痛感しました。思っていることを全部いう時間がないのです。だから、頭の中では言っていることの何倍も思っているのに、端折ってしまった分真意が伝わっていないだろうと思うところが多くありました。

例えば、中学生女子組手の決勝戦で、私はリードされている選手に、「もっとワンツー主体で攻めれば良いと思います。」と言っていますが、彼女のワンツーは、相手に何度もダッキングでかわされています。

頭の中では「ワンツーもタン・タンではなく、拍子を変えて行った方が良い。」と思っていたのですが、言う時間がありませんでした。

なぜ、ワンツーだったのか?それはその選手のステップでは、1本では相手に届かなかったからです。だから、ツーステップで行くべき。でも、同じ拍子ではかわされてしまうから拍子を変えなければならない。
これを言えば良かったと、後悔しました。

では、ダッキングされる相手にはどのようなタイミングが良いのでしょうか?

① タ・タン
② ターン・タン
③ タンで2本突いてしまう
④ タ・・・タン

実はどれでも良いのです。動いた瞬間に相手に反応されてしまうのなら、刻み突きで相手にあえて反応させ、技が来ないで抜いた瞬間を狙えば良いのです。


ちょうど、五輪の書水の巻16の「二のこしの拍子」です。原文を載せてみましょう。

二のこしの拍子の事。
二のこしの拍子、我うちださんとするとき、敵はやく引、はやくはりのくる様なる時ハ、我うつとみせて、敵のはりてたるむ所を打、引てたるむところをうつ、これ二のこしの拍子*也。
此書付ばかりにてハ、中々打得がたかるべし。おしへをうけてハ、忽合点のゆく所也。


原文だと、読むのが嫌になってしまいますね。つまり、こちらが仕掛けると見せて相手に反応させ、その直後の一瞬の弛みの時を狙って打つということです。

私は、「相手に山を張らせて、または反応させてそれを外すと相手は一瞬固まるから、その時に攻撃しなさい。」と言っていますが、攻撃または反撃しようとしてそれを外された時には、一瞬固まり(張る)、受けようとして攻撃が来ない時には力が抜けます(たるむ)。


まあ、頭の中でこんなことを考えているうちに、試合が終わっちゃったなんてことがよくあります。


初歩的な勉強として私は、「刻み突き(逆突き)をステップやタイミングを変えていくつのパターンが考えられる?」と言う質問を生徒にします。
けっこう、言われるまでは刻み突き、逆突きそれぞれ一つのパターンしか認識していなかったことが面白いと思います。

器用な生徒は、一つの技にもいくつものパターンがあるんだと分かると、自分で試し始めます。

ワンツーも同じで、技が2つになればパターンも何倍にも増えます。まず、自分で何パターン作れるか考えてみて、それを実際に試してみることが大切でしょう。

行きつくところは、技の数がたくさんあるよりも、技は一つか二つで良いから、パターンをたくさん持っている方が勝利の確率は高くなるはずです。

拍子を研究してみると、空手に関する考え方が随分と変わると思います。





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