思いはうつる
2013年04月02日 (火) | 編集 |
子供は、常に頑張り続けるとは限りません。ふがいない試合をした時などは、指導者も親も選手を叱りたくなります。

実際、私も気持ちの入らない負け方をした時は、叱ります。それも、相当きつい言葉を使ってしまう時が多いです。

俗に、「負けて一番悔しいのは選手本人なのだから、叱ることは良くない」という言い方もされます。しかし、一番悔しい時だからこそ、きつく言った方が良い場合もあります。

このあたりは、選手の心理状況を見ながら判断を下さないといけませんね。私が最も気を遣うのは、家庭環境です。親がガミガミ言うタイプだと、指導者もガミガミ言ってしまうと子供の逃げ場がなくなります。また、夫婦二人ともきついことをいうタイプか、片方はなだめ役になるか、それとも二人とも優しく言うタイプか?

親がガミガミ言いすぎるならば、指導者はガミガミ言うわけにはいきません。親が優しすぎて子供がダレている場合は、指導者は厳しく接しなければいけないでしょう。


これを考えると、生徒一人ひとりが状況が異なるわけですから、同じように誉め、同じように叱ることはできなくなってしまいます。だから、指導者はこういう一人一人の状況に応じた指導を差別と思われないよう、注意すべきだと思います。私なども、随分とそのあたりのところを誤解されたことがありますね。
やはり、多くの人がそうであるように、期待が大きければ大きいほど、その選手には要求が厳しくなりますから。

差別はダメですが、区別はしないと生徒一人一人を最大限に伸ばすことはできません。



さて、前置きはこのくらいにして、今日の本題に入ります。親が子供にどう接するかということは大事ですが、たとえ言葉に出さなくても、親の思いが子供に伝わることがあると思うようになりました。

どういうことかというと、親が「うちの子はダメかもしれない」と思うと、言葉に出さなくても子供は、「自分はダメかもしれない」と思ってしまうものです。

親が、「今はダメかもしれないが、絶対にうちの子は何とかなる!」と思っていると、子供は不思議に頑張るのです。もちろん、言葉に出すのは大切ですが、何も言わなくても親の思いも子供に影響していることが不思議でなりません。

過保護や子供の過大評価はダメですが、子供を信じ続けることは大切だと思います。子供がダメになる時は、親が先に諦めてしまうことが多いなと、30年以上の指導経験で感じます。

だからといって、親が信じ続けても子供が勝てるかどうかはわかりません。というよりも、短期間では無駄に終わることの方が多いでしょうね。
世の中、そんなに甘いものではありませんから、どんなに親が信じて応援しても、ダメなときはダメだと思います。

ところが長い期間でみれば、親がいつも子供の可能性を信じて育て続けているとそうでないのとは雲泥の差が出てくるのではないかと思います。

親はあくまでも強気でポジティヴに考えなければ、育つ子供も育たないということでしょうか。

もしかしたら、今は1回戦負けでも、10年後には全日本王者になっているかもしれません。選手としてはダメかもしれないが、指導者になったとたん王者を次々に育てるかもしれません。空手はダメでも、社会に出て大成功をおさめ社会に貢献しているかもしれません。


私もこの歳になって思うのですが、学校の同級生の今の状況を見ると、当時では絶対に考えられなかったほど出世している者が結構多いのです。「あのアホが・・・」とか、「あのビビりが・・・何で?」なんてやつが山ほどいるのです。
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2013/04/03(Wed) 17:41 |   |  #[ 編集]
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