素がわかる遠征
2013年02月19日 (火) | 編集 |
私はよく生徒を車に乗せて遠征をします。その時、車の中で生徒たちがどう過ごすかを観察します。すると空手の練習だけではわからなかったことが見えてきます。


最近は、生徒たちはほぼ全員が携帯を持って、いろいろな機能が付いているので、携帯ばかり見ている者が増えてきました。やはり、他人といる時は、着信やメールの確認のみにして、ずっと携帯電話をいじっていることのないようにしてほしいものです。会話をせずに自分だけの世界に閉じこもっているのはマナー違反です。

会話の内容もそうですが、生徒たちの態度を観ていると、空手の長所短所が私生活から来ていることが面白いほどわかりますね。おそらく空手だけでなく、今後歩んでいく人生でも同じような長所で社会に貢献し、同じような短所で苦い経験をするのでしょう。


最近、私が指導をしていて気になるのが、整列の遅さです。緊張感がないから整列ができない。学校でも徹底的に教えることができないから、こういうところで無駄な時間をドンドン食ってしまいます。
もっと解釈を広げると、メリハリがないんですね。

移動の途中でコンビニに寄ると10分くらい何を買うかボ~ッと考えている生徒が多くなりました。しょっちゅうコンビニに行っていれば、どこで何を扱っているか分かるだろうし、あとは新製品とこれまでのお気に入りを比べてどっちを買おうか選択すれば1~2分でレジに行けるはずです。こういうダラダラしている生徒は、社会に出て効率的に仕事ができない生徒でしょう。

ファストフード店で注文をする時も、並んでいる時はベラベラとおしゃべりをしていて自分の番が回って来てから何を注文するか考える子がいます。待っている間にメニューを決めるということが頭になく、少しでも早くして後ろに並んでいる人を待たせないようにという配慮がないのでしょう。


生徒たちを乗せた後に車の掃除をすると、その子の普段の生活がよく分かります。お菓子をボロボロこぼし、ゴミもそのまま置いていく生徒がいれば、きれいに片付けている生徒もいます。家で汚くしていても何も言われないとどこでも汚して良いと思う人間に育つでしょう。
若者がコンビニ前に座ってカップラーメンを食べ、そのままゴミ箱に捨てずに置いていくのも、まったく親に躾けられなかったか、親が同様のことをしているかのどちらかでしょうね。

全少でも、弁当の残りや飲み物等のゴミを大量に会場に置いていく団体がありましたが、そういうところなどは、指導者がだらしない生活をしているから、保護者や生徒に指導できないのでしょう。


今回の遠征で感心したのは、ある生徒が一切汚さずにシートを使いましたが、注目していると食べている時もこぼさないように配慮し、ちゃんと食べた後にごみを袋に入れてまとめており、休憩の時にゴミ箱に捨てていました。他人のゴミも一緒に捨ててやっていたので、これはご家庭での躾けが行き届いているのだと感心したものです。
その生徒は、会話もみんなに話を振って誰も仲間外れにならないように配慮していた。それが自然にできているんです。

空手の指導者は、空手を一所懸命にやっているかどうかだけで子供の評価をしがちですが、こういう私生活のしっかりしている生徒は、空手の成績は良くなくても、社会に出れば立派に貢献できることでしょう。


だから、親は子供をドンドン外に出してほしいのです。例え子供がだらしなくてもいいのです。他人にも手伝ってもらいながら躾けをして行けば良いのですから。




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