10勝よりも1敗が大事
2013年02月13日 (水) | 編集 |
当道場は、どうも練習試合の数が他と比べて少ないと思います。

今日は、練習試合を生徒たちがしていて何が大事かということを書いてみます。

ある生徒が10勝したが、1度だけ負けたとします。その場合、どうやって10回勝ったかということよりもなぜ1回負けたのかを10倍深く考えることが大事だと思います。

決して、悲観的になれと言っているのではありません。勝つ時は自分の組手ができている時ですから、普段の練習の成果が出ているわけです。だから、問題は少ないはずです。

でも、選手というのは一流になっても、負けパターンというのが決まっています。

うちの選手でも、ある子は距離を取られると弱い子がいます。スピードで負ける場合が多いので、自分の届かない距離に相手がいるとどうしても自分の組手ができません。そこをどうやって自分の勝ちパターンに持って行けるか?これを工夫することが、その子が確実にトーナメントを勝ち上がれる方法です。

また、ある子は相手に詰められると少し距離を取りたいので後ろに下がります。下がった時は9割以上の確率で技が交錯した時に相手のポイントになっています。逆に自分から間を詰めた時は相手の突きが潰され、ポイントになることがほとんどありません。


まずは、この事実を知ることが大事です。次に、どうしたら後ろに下がらずに常に間を詰めることができるかを工夫します。
しかし、時には後ろに下がらなければならない場合もあります。その時に、どうすればポイントを取られず逆に自分が取ることができるか?ここまで考えることができればその子はいずれ安定して勝てるようになると思います。



私も指導者ですから、期待する子には厳しい意見を言ってしまいます。10勝1敗であっても、「10勝したから今日は良かったね。」とはいかないのです。

後ろに下がって1ポイント差で負けてしまうのがその子の負けパターンの場合、事態は深刻です。気持ちの弱さがもろにでているからです。

逆に、常に前に出ているがスピードで負けている、技術が劣っている場合は、時間の問題でその子は確実に勝てるようになります。後は技術的なアドバイスで良いからです。


前半は競っているが、ある時点で一方的に引き離されてしまう。これもメンタル面の問題が大ですから深刻ですね。



私は、自分も見学できる時には親に実況解説をしています。

「ほら、少し後ろに下がったでしょう。すぐに上段を突かれて失点しますよ。」

「今度は取り返そうと前に出ていますから相手の突きが潰れてポイントになりません。」

「ここで、中段を突ければ楽に試合が進めることができるんですけど、あの距離では中段は届きません。」

「上段ばかり突いているから、相手は楽にダッキングして避けてしまうんです。一度中段を突けば流れが変わりますが、まだ彼の中段ではカウンターを取られてしまう。それを彼もわかっているから突けないのでしょうね。でも、彼は理解できているから練習で中段のパターンを練習しています。時間はかかりますが、いずれ克服できます。」

等、あとは親が子供にどう伝えるかでしょう。

一方的に

「先生がこう言っていたぞ。なんでお前はできないんだ?

なんて言ってしまえば、子供は思考を停止させるでしょう。親は、噛んで含むように子供に伝えればいいのです。一方的に言いまくるのではなく、子供にも意見を言わせながら伝えればその子はいずれ良くなると思います。
スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック