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 空手の投げ
2013年02月03日 (日) | 編集 |
昨日の某所のセミナーでは、午前と午後に一般の部、最後に指導者の部と3部構成でセミナーを行いました。わざわざ他県から4時間かけて参加してくれた人たちもいる。本当にありがたい事です。


指導者の部では、形に含まれる投げを中心に行いました。私は、柔道や合気道を習ったことがないので、そちら方面の投げはど素人です。

誤解を承知で、空手の投げと柔道の投げの違いを私なりに言わせてもらえば、空手の投げは掴まなくても投げることができることではないかと思っています。触れただけで投げが可能ということです。

例えば、相手を崩す時に最初に掴んでしまうと、空手の投げはうまく行かないことが多いです。では、掛けたり引っかけたりするのかというと、私の感覚では「挟む」という方がふさわしい気がします。ある方向から力を加えると、人は動きが大幅に制限される。だから、わざわざつかむ必要がないのです。

これだけは、実際にやってみないと何のことかわからないと思いますが、肘と膝を殺しておけば相手を崩すのは簡単です。
その時に、前回の記事で書いた「どの部分を意識して技をかけるか」ということが大切だと思っています。


また、ある投げの時に使っていない方の掌を上を向けているか下を向けているかで、効き具合が大きく違ってくる。相手に接していない掌の向きや、手を握っているか開いているかで、技のかかりが異なるのです。

これを経絡で説明すれば良いのか?力学で説明すれば良いのか?専門知識のない私にはわかりませんが、効くか効かないかを見せることは可能です。



また、私のセミナーでのトリックも少々ばらしました。
まず、「思い切り踏ん張ってくださいね。」と言い、抵抗させます。私が力いっぱい投げようとしても相手はまったく動きません。しかし、次は相手を踏ん張らせたまま、人差し指1本で相手を投げてしまうというものです。

思い切り踏ん張っている人が指1本で投げられるので、皆さん不思議に思ったかもしれませんが、種明かしをすると相手が踏ん張ったから指1本で投げることができたのです。

どういうことかといえば、人間はある力の方向に対して踏ん張ることはできますが、360度すべての方向に同時に踏ん張ることはできません。そこで、予め私が力いっぱいある方向に相手を踏ん張らせ、次に微妙に角度を変えると、相手は力の方向を誤り、指1本分の力で簡単に崩れるというものです。

だから、最初に相手を踏ん張らせ、「この人はこんなに強いでしょう。」と見せていることが種だったのです。かえってフニャフニャにされた方が技が効かないのです。


また、体格の良い人3人と私で胸に手を当てて押し合いをするというのも、同様のトリックです。まずまともに力対力で押し合いをすると、私が簡単に押し負けます。そりゃ3人の大人を相手に勝てるものではありません。

次に、後ろ足をほんの数センチ動かして押し合いをすると、私は人差し指1本で簡単に3人の大人に押し勝つというものですが、これも相手の錯覚を利用するるので、何人とやっても指1本で押し勝てるのです。


これを実戦で王者を指1本で倒せと言われてもできませんけどね。


ただ、技の原理原則や意味を説明するにはこうやって一つ一つ検証することも大切ではないかと思います。



空手って本当に凄いと思います。立ち方や受け・突きに信じられないような秘密が隠されている。それを見つけることはとても楽しく感じます。
また、それを競技に活かす、その体系付を行うことが私の空手界での役割ではないかと思っています。
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コメント
この記事へのコメント
先日4時間かけてセミナーに参加させていただいた者です。往復で8時間かかりましたが、お釣りがくるほどの素晴らしいセミナーでした。ありがとうございます。月井先生のブログは技術面と精神(人格)面をバランス良く書いてくださって、よく道場にも紹介させていただいております。これからも田舎から道場一同目を輝かせてブログを拝見させてもらいます。宜しくお願いします!
2013/02/04(Mon) 19:10 | URL  | demura #-[ 編集]
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