感覚?感性?
2013年01月30日 (水) | 編集 |
昨日、中学生から大学生に投げの基礎を指導しました。
最初に手の軌道と運足、重心移動、股関節の外旋等を覚えるために、一見盆踊りに似た動きをやってもらいました。知らない人が我々の稽古を観たら、絶対に空手の稽古とは思わないでしょう。宗教の儀式?太極拳には似たような動きがあるかな?

さて、いよいよ実際に相手と投げの練習をしてみると、観ただけですぐにできてしまう生徒がいました。その生徒は、稽古は一番不真面目な子ですが、頭のきれる子です。何でも観ただけでできてしまいました。
反面、何度説明してもできない生徒もいます。

両者の違いは何かといえば、手の意識する場所が違っていたのです。投げは、最初から掴んではいけません。掴むことで手の感覚が鈍ります。手で相手に触れながら、感覚で相手を崩すのです。
多くは掌で掴もうとしていました。投げの時は両掌は下を向けておいた方が楽です。力をいれなくても相手を崩すことができます。


できる生徒は、相手を掴まなくても相手は逃げることができません。では、手首で引っ掛けるのかというと、それも違います。写真の個所を意識して投げるのです。
ここを意識できると、軸を簡単に崩すことができ、軸さえ崩せればあとはどのような投げでもできるでしょう。

昨日わかったことは、できるかできないかは相手に触れた瞬間に決まっているということです。
いや、手の意識で決まるわけですから、投げを習う前に既にできるかできないかは決まっていると言えるかもしれません。

でも、早くできたものがそのまま上達するとは限りません。不器用な人間でも、教わったことを繰り返していれば、突然できる時が来ます。

通常の稽古で教えることができるのは、カタチが主です。カタチといっても、単に手の位置足の位置が同じというわけでなく、その瞬間瞬間の重心の位置や手足のタイミング等、一つの技で複雑に変わるわけですから、感じる能力を磨いておくことは、上達には欠かせないと思います。

写真の意識する手の位置は、あくまでも昨日の投げの場合です。右手は、親指の付け根のところ、左手は人差し指の根本のところです。
これだけでは、皆さんが分かるはずはありませんが、ある投げの時に、赤線のところを意識すると、簡単に相手を崩すことができるのです。

もちろん、投げの軌道によっては、別の場所を意識する必要がありますから、これらを感じることができる感性を磨くことが、上達を早める近道かもしれません。


右手
左手
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