分析
2012年12月19日 (水) | 編集 |
さて、随分と落ち着いたところで、世界大会の事でもボチボチ書いてみようと思います。

日本人選手は、本当に強かった!順位のかかった3位決定戦と決勝戦では10勝1敗、その10勝全部が圧勝でした。唯一、負けた荒賀選手にしても、相手が地元のフランス人選手でなければ、十分に優勝を狙えたでしょう。

しかし、こんなに良い方向に何でもかんでも進んでしまうなんてことは何十回に一度あるかないかだと思います。

時には、やることなすことすべて裏目に出る時もあります。また、2年後の大会には、各国も本気になって強化に取り組みますから、油断は大敵です。

さて、今回はさらにメダルを獲得するためにはどうすれば良いかを少々書いてみたいと思います。結局は、勢いだけに頼らず、分析を徹底して確実に勝利するための手段を考えていくべきだと思います。

気になったことを少しずつ書いてみたいと思います。

1、カテゴリー2を利用する
 今大会で、カテゴリー2の累積で負けた選手が目立ちました。決勝戦でなんと二人も負けてしまったのです。小林選手もフランスの選手に負けて、次の試合でフランスの選手が一方的に負けていましたが、何と勝っていた選手にカテゴリー2の反則が課せられ、奇跡的に敗者復活戦に回ることができました。
 まだまだ、ルールの研究はどこの国も本格的に行っていないと感じましたが、もし日本が各国に先んじて、ルールの研究を行えば、勝利が確実になるような気がします。
 特に思ったのは、-60㎏の荒賀慎太郎選手と、男子団体組手の香川幸允選手の試合は、試合時間1分を残し、相手に反則注意まで行っていました。私の意見に賛同されるか、はたまた否定的に判断されるかは分かりませんが、私はルールを最大限に利用することを考えれば、残りの1分で相手の反則を誘発させる方法を考えても良かったかなと思います。
 具体的には、もっと相手に密着してゆき、もう1回掴みによるカテゴリー2を誘発すれば良かったかなと思いました。

 その典型が、松久選手がアガイエフに対して行ったように、執拗にプレッシャーをかけ続けることです。
 私は、松久選手がアガイエフに勝ったからではなく、その内容であの試合が彼の生涯のベストバウトではないかと思いました。アガイエフが何もできず、あんなに焦っているのを見たのは初めてです。それほど、松久選手が完璧にアガイエフを封じ込めていたのです。ポイントで8-0で勝つよりも、相手に何もさせず焦らせて反則勝ちの方を私は高い評価を与えたいです。


2、コートを分類する
 予め予想していましたが、このルールでは副審がコートの四隅に座るため、コートをすべて公平に網羅することができません。どういう意味かというと、攻撃の場所によっては死角が存在するのです。例えば、ある位置に立つと自分の攻撃は3人の副審に見えるのに、相手の突きは一人の副審しか見ることはできない。しかし、その死角の位置は非常に微妙であり、数センチずれるとまったく違う結果になるので、分析も綿密に行いそれに従い訓練も綿密に行う必要があります。
 ですから、これは組織的に研究を行う必要があると思います。

 次回は、個人の戦いの中での「たら」「れば」を語りたいと思います。
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