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 自立
2012年12月01日 (土) | 編集 |
今、9名の子供たちを連れて海外に遠征に来ています。全員をホームステイさせ、私も指導者宅にホームステイです。

昨日、大会を行いました。気が付いたことを書いてみます。

① 朝、会場に来て挨拶ができない。私と目があっても離れて観ているだけの子がいました。現地の子たちは私のことを直接知らなくても次々に挨拶に来ましたが、日本人の子たちの多くは朝来て挨拶もせず、ボ~ッとしていました。

② 何人かの現地の生徒は自ら練習を始めていましたが、日本の子たちはベラベラしゃべっていて、結局午前中は形の試合にも関わらず、ほとんど形を行いませんでした。おそらく勝とうという気持ちがなかったのでしょう。

③ 事前に説明したにも関わらず、やる形を間違えて失格になった生徒が2名いました。私が直接日本語で説明しましたが、日本語が通じなかったのでしょう。

④ 現地の人達は日本人の応援をしてくれましたが、日本の子は応援を一切しませんでした。他人の試合を観てもいなかった子もいます。自分の事しか考えていない証拠です。

⑤ 午後の組手はWKFルールだったので、足甲と脛にも赤と青のサポーターをして試合を行いましたが、生まれて初めてつけるにも関わらず、事前にサポーターを付けて練習していたのは一人だけ。あとは動き難かったのでしょう。いったん付けてすぐに外しました。やりたくないことはやらない。例えルールでそれを付けることになっていても、関係ないのでしょうか?

⑥ 「拳サポーターの親指のカバーはしないように」と組手の試合直前に全員を集めて言いましたが、何人も親指のカバーをして試合をしていました。もちろん、私が説明したので日本語です。



 親から離れると子供の本性が出ます。「うちの子は、こんなに練習しているのに何で上達しないのでしょうか?」と思う親は、一度親抜きで外に出し他人の意見を聞いてみてください。
 練習で強くなるのではありません。普段の生活で強くなるのですから、普段だれていればどんなに練習をしても上達は無理です。


 たった今説明したことを質問してくる子がいます。話を聞いていない証拠です。それも難しい質問ではありません。

飛行機の中で、

「今から一人一人の用紙を先生が記入するから、順番に紙を出して」と言った直後に、

「先生、この紙どうやって書くんですか?」

と訊く子がいました。その子には、「とりあえず話を聞いて」と他の件についても何度も言いました。おそらく学校でも先生の話を聞いていないのでしょう。


 子供たちが集まっていると通路をふさぎ、私が何度も注意し空港係員にも注意されましたが、それでも通路をふさぐ子がいました。周囲への気配りがゼロです。

 飛行機の中でも、離着陸の時は荷物を足元に置きなさいと私が何度言っても手に持っていて注意された子がいます。規則に従うという習慣が身に付いていない証拠です。



 と、ここまで苦言を呈してきましたが、実は大きな発見もしました。子供の本性が出るということは、良い事も分かるということ。
 凄い能力のある子もちらほらいるのです。「こいつ、将来凄い人間になるかも?」と思う子がいます。今は挨拶の一つもできません。何をやってもモタモタしています。でも、精神的に自立したら、その子の才能がいっきに開くのではないかと楽しみな子たちばかりなのです。
 だから、今のうちに厳しく叱るんです。見込みがあるから叱る。やってもできない人間に「なぜできない?」と言っているわけではない。やればできるからそれを分かってほしいために叱るんです。

 また、「言われていないのでできません」と言う子は、例え言ってもできないと思います。その場その場で臨機応変にふるまえるようでなければ、この先の人生はうまく乗り切れないでしょう。

 例えば、ひとりこんな子がいました。

 挨拶ができない。何をきいても答えが遅い。集団で同じことができない。

 でも、この子を観察していると、知能の高さがうかがえます。頭の中でいろいろと考えを巡らせているので、答えが遅いのでしょう。
 だからこの子は、ダメな子なのではなく、優秀すぎて今はうまく立ち振る舞うことができないのです。
 こんな時、周囲の大人はただ叱り飛ばすだけでなく、それを分かってものを言わなければなりません。


 親も子供も恥をかき、周囲に叱られながら、そして誉められながら育てていかなければなりません。子供をいつまでも庇っていると自立がそれだけ遅くなります。いいえ、遅いだけならいいです。一生自立できないかもしれません。

 本当に子供の可能性は凄いです。それを開花させるかさせないかは保護者と周囲の大人の責任です。そういう意味ではまだ小学生のうちに日本語の通じないご家庭に一人でお世話になるということがどれだけ役に立つことか。

 それを分かって親も子供を外に放りだしてほしいと思います。外国ですから不自由があって当たり前です。何でもかんでも至れり尽くせりを欲するならば、五つ星のホテルに泊まって日本語のガイドを高額で雇えば良い事です。


 今回、本当に貴重な体験を現地の方々のご好意ですることができました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

 あと2日間、子供たちは、現地の人たちと少しでも触れ合ってほしいと思います。


firi14
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