感じるということ
2012年06月13日 (水) | 編集 |
数年前に犬と猫の鳴き声を翻訳する「バウリンガル」と「ニャウリンガル」というものが発売され、話題になりましたが、あれはいまだに販売しているのでしょうか?

今回はコミュニケーションの話です。皆さん、犬はどのように鳴くかご存知でしょうか? 犬はけっして「ワン!」とは鳴きません。悲しい時も「ク~ン」とは鳴きません。猫も「ニャ~ッ」とは鳴きません。

では、どのように鳴くのかと言われれば、私も言えません。なぜならば人間の言葉や文字で表すことができないからです。

しかし、鳴き声から動物の感情を感じることはできます。こちらの感情を伝えたい時も、言葉には表さず感情のままに鳴けばいいのです。

いえいえ、わざわざ無理して動物の言葉を真似るよりも、人間の言葉で伝えても感情ならば確実に伝えることはできるはずです。


動物とコミュニケーションを取る時に、もっとも良くないのは、いちいち人間の言葉に置き換えて理解しようとすることではないでしょうか?

「鳴き声を人間の言葉に訳さず、動物の感情を鳴き声を通じそのまま自分の感覚に投影する」

私は、いつもそうしています。




動物もそうですが、空手の指導や分析も同じかもしれません。

私は、選手の動きを解析する時も、同様の手法を用いています。映像でも良いのですが、直接見る機会がある時は、後ろに立ってその選手の身体意識を自分の身体に投影すると、どこをどう使っているか良く分かります。

試合会場で,例え選手の後ろに立てなくても、先日の日記で書いたように、俯瞰で空間を把握して自分の意識を選手の後ろに置けば大丈夫です。

すると、「上半身を振り子のように振って入っている」「胸の意識で拳を飛ばしている」とか、「かかとから踏み込んでいる」等、その選手の特徴を感じることができるのです。


対戦相手の傾向や習性、自分の選手の欠点と長所、私も以前は徹底してデータを取り、戦術・戦略を錬ったりしていましたが、結局最後には直感が一番信用できるものです。
だから、データに基づいて事前に作戦を練っても、直前になり変更するなんてこともあったりします。



そのような感性を磨くには、もしかしたら言葉はかえって邪魔になるのかもしれません。言葉の通じない外国に一人で住んでみるとか、ひとりで動物と暮らすことができれば、このような感覚は自ずと鋭くなってくるかもしれないですね。
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テーマ:空手
ジャンル:スポーツ
コメント
この記事へのコメント
お邪魔します!

まさに、ブルース・リー先生の
「Don't think! Feel!」ってことですね(^o^;;
2012/06/13(Wed) 10:10 | URL  | イシバシ #mQop/nM.[ 編集]
Re: タイトルなし
この年になり、ブルース・リーの言っていたことがわかるようになりました。彼よりも私が秀でているところは、彼よりも長生きしているということだけですが・・・。
2012/06/22(Fri) 01:01 | URL  | 月井 新 #-[ 編集]
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