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 本を読もう!
2015年02月09日 (月) | 編集 |
最近、面白い傾向があることに気づいています。本番で力を発揮できる選手、期待されているにもかかわらずいつも大事な場面で力を発揮できない選手、負けても粘って得点を追い上げることができる選手、勝つ時は派手に一方的に勝つが、負ける時はあっさりと負ける選手。

これら、選手の特徴は、家庭環境である程度分かってくるのです。(自戒も含めてですが)同時に道場の環境や指導方針も多少関わってきます。ですから、ひとりの選手を取り巻く環境のすべてが、良い悪いに関わらずその選手を作り上げているということです。

ただ、自分も親としての経験で言わせてもらっていますが、あらゆる環境のうち家庭環境は最も子供の人格形成に大きな影響を与えていると思います。稀に、人生の師といえる人に学校や道場で出会い、、劇的に人生が変わる場合がありますが、ほとんどの人にとって生まれた時から一生関わり続けるのは家族です。そして、一緒にいる時間も、家族、とりわけ親が一番長いわけです。
ですから、家庭環境が最も人間の形成にかかわっているのだと思います。

最近、子供たちの日本語がおかしくなり始めています。それは、正しい日本語を使えていないというレベルではなく、もはや文法として日本語が成立しないレベルになっている子がいます。何か質問をするとハッキリと答えることができない。私が質問しながら答えを出させていっても、結局それをまとめることができない。
単語をつなげているだけで文章になっていない、なんて子が増えています。

私はしばしば、試合の後に反省会を行いますが、良いところを褒め悪いところを叱るだけではありません。自分で、勝因と敗因を頭の中で整理できるかどうか、原因が分かればそれを克服する具体的な方法まで考えているか?それをいつまでも指導者や親に指摘されているのではなく、自分で答えを見い出させたいゆえに、ミーティングが長くなってしまいます。

自分の試合を振り返れない子は、次も同じパターンで負けます。反省の弁で、自分を客観的に分析できる子は、同じ失敗をしません。違うパターンで負ければそれも克服できるので、ドンドン負けても良い生徒です。そういう子は、負ければ負けるほど進化します。

反省の弁を生徒に言わせると、その子がどのレベルで自分を客観的に捉えているかがよく分かります。そんな中、時折全くまとめることができず、言葉が詰まってしまうどころか、日本語として理解できないような子がしばしば見受けられます。これは、あまり年齢には関係ありません。幼児でもしっかりと発言できる子がいるのに、中学生になっても日本語がしゃべれない子もいます。

そこで結論なのですが、これがすべてではないので、家庭環境を整えるのひとつの要因と捉えていただきたいのです。別にこれをやったからといって、すべてが好転するわけではありません。ただ、何かが変わるはずです。
それは、本(漫画以外)を読むことです。
生徒を観察していて、毎朝親が新聞を広げ時事問題の知識があり、小説を読み家に本棚がある家庭で育った子は、空手でも自分を客観的に分析できています。親がそういった習慣を持たないと、子供は本といえば漫画を手にしてしまいます。漫画も日本の漫画は質が高く、人格の形成には大きく役立つと思います。私も未だに漫画を読んで猛烈に感動することがあります。(ただ、電車でサラリーマンが漫画を読んでいる光景には大きな違和感を覚えますが…)

漫画の致命的な点は、絵があるという点です。頭の中ですべての情景を想像せずとも、登場人物の顔から場所からすべて絵を観ればわかってしまいます。また、小説との違いは、やはり文章の違いですよね。漫画はすべて口語体です。
心に響くことはあっても、語学の向上には役に立ちません。また、想像力を鍛えるにも小説には適いません。

うちの生徒でも、小学生で小説を読んでいる子は、小学生で塾に通って学力を上げている子よりも、分析力が高く、物覚えも早くて正確です。また、後輩に指導する際にその差が大きく出ます。他人に伝える力が格段に違うのです。
残念ながら、現在の学校の国語の授業だけでは足りません。

今回もしつこいようですが、空手の上達や勝敗は、空手以外のところを見た方がよく分かるということでした。
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