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 感覚?感性?
2013年01月30日 (水) | 編集 |
昨日、中学生から大学生に投げの基礎を指導しました。
最初に手の軌道と運足、重心移動、股関節の外旋等を覚えるために、一見盆踊りに似た動きをやってもらいました。知らない人が我々の稽古を観たら、絶対に空手の稽古とは思わないでしょう。宗教の儀式?太極拳には似たような動きがあるかな?

さて、いよいよ実際に相手と投げの練習をしてみると、観ただけですぐにできてしまう生徒がいました。その生徒は、稽古は一番不真面目な子ですが、頭のきれる子です。何でも観ただけでできてしまいました。
反面、何度説明してもできない生徒もいます。

両者の違いは何かといえば、手の意識する場所が違っていたのです。投げは、最初から掴んではいけません。掴むことで手の感覚が鈍ります。手で相手に触れながら、感覚で相手を崩すのです。
多くは掌で掴もうとしていました。投げの時は両掌は下を向けておいた方が楽です。力をいれなくても相手を崩すことができます。


できる生徒は、相手を掴まなくても相手は逃げることができません。では、手首で引っ掛けるのかというと、それも違います。写真の個所を意識して投げるのです。
ここを意識できると、軸を簡単に崩すことができ、軸さえ崩せればあとはどのような投げでもできるでしょう。

昨日わかったことは、できるかできないかは相手に触れた瞬間に決まっているということです。
いや、手の意識で決まるわけですから、投げを習う前に既にできるかできないかは決まっていると言えるかもしれません。

でも、早くできたものがそのまま上達するとは限りません。不器用な人間でも、教わったことを繰り返していれば、突然できる時が来ます。

通常の稽古で教えることができるのは、カタチが主です。カタチといっても、単に手の位置足の位置が同じというわけでなく、その瞬間瞬間の重心の位置や手足のタイミング等、一つの技で複雑に変わるわけですから、感じる能力を磨いておくことは、上達には欠かせないと思います。

写真の意識する手の位置は、あくまでも昨日の投げの場合です。右手は、親指の付け根のところ、左手は人差し指の根本のところです。
これだけでは、皆さんが分かるはずはありませんが、ある投げの時に、赤線のところを意識すると、簡単に相手を崩すことができるのです。

もちろん、投げの軌道によっては、別の場所を意識する必要がありますから、これらを感じることができる感性を磨くことが、上達を早める近道かもしれません。


右手
左手
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テーマ:格闘技
ジャンル:スポーツ
 危機感
2013年01月29日 (火) | 編集 |
昨日の某所での大会で、なんとなく選手たちの動きが鈍いなと思っていましたが、なんと筋肉痛だったようです。金曜日にやった体幹のトレーニングの疲れが残っていたようです。


で、午前中の形を観ていると、小中学生の優勝者がゼロでした。理由は、技術的に未熟なのは言うまでもありませんが、問題は人間性を見られてしまう場合です。

審判は公平に判定しています。でも、うまい相手にも勝てる選手もいれば、相手よりもうまいと思ったのに2-3で負けてしまう選手もいます。また、一方的に勝ちだろうと思う試合でも、4-1で1本は相手に上がってしまうなんてケースもある。

他の審判の先生はうちの生徒ひとりひとりの性格や練習態度を知らないから、本当に純粋に判定し旗を上げている。でも、私が「こいつは実力以上に旗が上がっているな」と思う選手はやはり気持ちの強い生徒です。反対に、実力通りに評価されていない生徒は、精神面に問題がある生徒。

そんなことはコートの中の形を観ただけでは分かるはずがないのです。でも、旗を見ていると結果的にそうなっている。

「面白いものだなぁ・・・。」と、感心して観ていました。



やはり、空手は殴り合い蹴り合いなのです。ある程度の危機感は必要です。ある子が最近形競技で勝てなくなってきました。それは技術ではなく、精神的な部分が原因です。

普段の生活で危機感が全く感じられない。だから、空手をやっても全く戦っていない。「相手が本気で倒そうと突いてきたのを真剣に受けろ!」と言ってもマッタリとうける。戦っていない形ほどつまらないものはありません。

案の定、組手の試合でも攻撃した後にいつもノーガードで相手の近くに居続け、ボコボコに殴られている。おまけに、コート脇に座っている態度がだらしないと、後輩に指摘されてしまった。
最近、挨拶ができない、姿勢が悪いと私に指摘されていたが、それを後輩にまで言われるようになってしまった。

これが、最近勝てなくなってきた原因なのです。


試合後の反省会で、私は生徒と保護者に言いました。

「今、全国的に体罰が問題となっていますが、なぜこれほどまでに体罰がなくならないかわかりますか?」
「今日の何人かのうちの生徒の試合を観てると、ダレているのが分かるでしょう。そういう人間の気を締めるのは、ぶっ飛ばすのが手っ取り早いのです。」
「今日だって、私がぶっ飛ばしていたら、もう何人かは優勝していますよ。」

保護者は私の言葉にうなずいていました。

「でも、なぜうちは生徒をぶっ飛ばさないかわかりますか?」
「それは、ぶっ飛ばせばすぐに結果は出ますが、長くは続かないからです。」
「自分の意志で頑張ることをさせないと、ぶっ飛ばされるのが嫌だから頑張るなんてことになると、その先成長しないからです。」
「なんで負けたのか、どうすれば勝てるのかを生徒自身に考えさせないと自分のものにならないからです。」
「技術ならば、世界のトップレベルを今すぐ教えることができますよ。でも、自分のものにできるかどうかは、教える方ではなく、教わる方にかかっています。」


つまり、教わる側の状態が整っていなければ、どんなに良い事を教えても結局は無駄な労力を使うだけになるのです。教わる方に「教わる能力」が備わっていれば、何を教えてもたとえそれがくだらない事でも、十分に成果を発揮できるのです。



今日の練習で、何人かは昨日の反省を踏まえて練習に取り組んでいました。しかし、何人かはこれまでどおり、「ただ、練習している」だけでした。
私も昨日の生徒たちの負けを考慮して対策を指導していますが、自由組手になったとたんに100%自己流に戻ってしまう者。
さまざまなシチュエーションを想定し、教わったことを試しながら練習している者。

今は、考えても考えなくても大差はつきませんが、2~3年後には大きく差がついている事でしょう。考えずに素質だけでやっている生徒は、今後も同じ負けパターンを繰り返すでしょうし、考えながらやっている者は同じ失敗を繰り返すことはありません。

それが日に日に差となって表れてくると思います。
 号令がかけられない
2013年01月27日 (日) | 編集 |
最近、思うのは生徒に号令をかけさせると、リズムが途切れたり、一定のテンポでいえなかったり、なかなかうまく行かないことが多いことです。

何度、「イチ!と言ってから突きなさい。」と言っても「号令と同時に突いてしまうので、半テンポずれる子。やっとできたと思ったら、ものすごく突きが弱くなっている。

たぶん、腹に力が入らず肩に力が入ってしまい、呼吸が浅くなり、力もないだけでなく、テンポが悪くなってしまうのではないかと思っています。
また、最初のテンポで最後まで行ってほしいのですが、数えるごとにドンドン早くなっていくものが多い。

呼吸が深ければ全員が同じテンポで号令をかけられるはずです。やはり、呼吸が浅くなっているのでしょう。


海外では、こんなことは記憶にありません。あっ、1985~7年までいた、アフリカのニジェールではもっと凄い体験をしました。2年間いて、最初の生徒から最後の生徒まで、号令が失敗なしで終わったことが1度もないのです。
まず、私がいたこの国では、1・2・3の次はたくさんという概念がある。だから、羊を10頭飼っていても100頭飼っていても数は「たくさん」なのです。
ある旅行者が笑って話してくれましたが、この国に入って人々と話をした時、「この街の人口は何人ですか?」と訊くと「100万人」と答えたそうです。「では、この国の人口は何人ですか?」と訊くと、また「100万人」と答えたそうです。

極端な話、1・2・3の次はたくさん。もっと多い数は全部100万なんです。世界の人口も100万人、宇宙の星の数も100万個。アフリカから日本までの距離も100万キロなら、宇宙の果てまでも100万キロなのです。

だから、1から10まで数えられない生徒が何人もいました。でも、彼らは数の計算は苦手でも、部族ごとに言葉が異なり、多くの人間が複数の部族の言葉を話すことができたのです。

必要なものは能力が備わるが、必要ないものはまったく育たない。そんな信じられない体験ばかりしてきました。

と、話がどんどん広がってしまいましたが、号令をちゃんとかけれるように指導しなければなりません。


整列で、空間の把握能力、号令で深い呼吸、正座で姿勢を整える、指導者に呼ばれたら「はいっ!」とすぐに大きな返事をすることで意思の疎通ができる等、空手を本当に上達させたければ、技そのもの以外のところにコツがあるように思います。
 新ルールは、股関節重視
2013年01月21日 (月) | 編集 |
今月号のJKFanの特集、「新説 組手の基本2」でも解説していますが、カウンターの裏回し蹴りは、とても有効な技です。
それには、軸足股関節の外旋が不可欠であり、それができればそれほど難しい技ではありません。

写真は、20日に行われた全国道場選抜での当道場生ですが、毎試合のように裏回し蹴りを決めていました。1度だけ裏回し蹴りのカウンターをしようとした瞬間、先に上段を突かれてしまいましたが、この時は、身体が半身の状態でうまく股関節の外旋ができていませんでした。

新ルールになると、突きはこれまでと同じようにやっていては、なかなかポイントになりません。「深い踏込」「大きな気合い」「残心」すべてを満たさないとポイントにはならないのです。
突きに関しては、腰を切る為には股関節の内旋が不可欠です。

突きは内旋、蹴りは外旋を徹底的に行っておかないと、これからの組手試合は勝てないでしょう。蹴りの時は、軸足つま先が真後ろを向くまで外旋させ、突きの時は後ろ足のつま先が正面を向くまで内旋させる。

股関節の重要性がドンドン増してきましたね。


20130121-2013_01_20_001[1]

(写真は、チャンプThe Karate Worldより)
 両手だらり戦法
2013年01月17日 (木) | 編集 |
肩に力が入って、突きが短い生徒は、あしたのジョーを参考にしてください。

両手だらり戦法を真似ればいいのです。だらりと下げたところから突きを出せば、肩に力は入りません。すると、驚くほど突きが伸びます。突きは突こうとするから突けないのです。だらりと下げたところから目標にたかっているハエをサッとつまむように手を伸ばせばいいのです。

しばらく、ノーガードで組手をやってみてください。信じられないほど良い突きが出るようになったと思います。

しかし、両手だらりでは構えることはできません。防御はどうするのか?それが問題です。


心配はいりません。しばらく、肩に力を入れずに拳先を飛ばす感覚を身に付けたら、今度は両手だらりから肘だけを曲げればいいのです。決して構えようとしてはいけません。構えると無駄な力が入り、かえって防御が疎かになってしまいます。構えも構えるから構えられないのです。


上半身の力を抜き、リラックスした状態で組手を行うと、面白いように足捌きがスムーズになります。突きのスピードも増します。

「両手だらり戦法って何?」という若い世代の人たちのために下記の画像をアップします。

ただし、矢吹丈のように正面を向かず、横に構えてカニで両手だらりをしてください。

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 体の伸縮
2013年01月16日 (水) | 編集 |
先日の合宿で、刻み突きを30㎝遠くまで突く方法を指導しました。世界では、アガイエフ、ブロス等ほとんどの一流選手が行っているやり方です。後ろ足を継がなくてもそのまま踏み込めば、2歩分の距離を稼げるものです。

でも、みんなできないんです。当然世界のトップ選手の技術ですから同じようにやれとは言いませんが、少なくともこの方法であれば20~30㎝は遠くを突けるはずなんです。でも誰もできない。

しばらく、観察していると重大なことに気が付きました。言われたように形だけはみんな真似をしてくれている。でも、最も大事なことができていないから、単なる真似に終わってしまっていたんです。

それは、体の伸縮です。特に、体幹部の伸縮を誰もできていないから、出来なかったのです。みんな足だけで動こうとしています。

軸は大切です。でも、上体はいつもまっすぐではなく、縮めたり伸ばしたり、上体をメトロノームのように振ったりすることも時には必要ではないかと思います。

この刻み突きを決める方法は、構えた時に上体を縮め、突く時に伸ばす意識を持つことで、信じられないくらい遠くを突けます。


今まで参加者がやってきたこととまったく違うことをやっているわけですから、出来ないのは当たり前。そこをどうやってわかってもらうか、私も常に試行錯誤しています。

たぶん、今回参加者ができなかったことで、私もそれに早く気が付くことができました。

加えて、この構えを少し変えると、相手が反応できなくなる。だから、カウンターを取られることなく確実に決まります。


でも、これをものにするには形だけではなく、上体の使い方から始めなければいけないんですね。これからの空手は、今までやってきたものを全部捨てる覚悟でやって行かなければならないかもしれません。


安心してください。全部捨てても、最後には基本に戻ってきますから。

 勝たせたければ・・・
2013年01月15日 (火) | 編集 |
この3連休中は、道場の鏡開きと合宿でした。うちの指導員と生徒の事についていろいろと話していました。

「大事な時に実力を出せる生徒と、今一歩のところで及ばない生徒は、決して肉体的素質や技術ではない。私生活を見ているとよく分かる」

ということです。

例えば、後輩の面倒をよくみる生徒は気配りができているということ。挨拶がちゃんとできるということも、気配りが日常化しているからそつなくできるのです。

対して、期待されながら残念な結果になる生徒は、やはり普段の緊張感がないのでだらしない。合宿中、2名の生徒を呼び止め叱りました。
私と指導員が練習場入口のところに立っていたのですが、生徒たちが入ってくる時に我々に挨拶をして入ってきました。

ところが、2名の生徒は我々の前を通り過ぎながら、顔も見ないで、「おはようございます」とボソボソと言って通り過ぎました。

私は、2人を呼び止め、

「挨拶はその人の顔を見て、立ち止まってするものだ。通り過ぎながら顔も見ないでするな!」

と言うと、一人は私の斜め前に来て挨拶をし直しました。私は、

「挨拶は人の斜め前ではなく、正面に立ってしなさい!」

とまた叱った。
もう一人は、背中を丸めて手をポケットに入れてまた聞こえないような小さな声でボソボソと挨拶したので、

「挨拶をする時はポケットに手を入れないで、姿勢を正してしなさい!」

と、何度も叱りました。

指導員は、

「あの顔を見ると、たぶんおっしゃっていることを彼らは納得していないと思います。」

と言ったので、私も

「はい、なんでいつも俺たちだけ言われるの?と思っている顔でしょう。あいつらが一番だらしないし、言っても言っても直そうとしないから言われているだけです。今ここを通った生徒たちの挨拶だけを見てもそれがわかるでしょう。出来ている子とできていない子、空手の上達している子としていない子が比例しているでしょう。でも、肝心の親がそれを分かっていないから、あの子たちは何度言われても直らないんです。」

と、言いました。

私は指導員に、

「技術的にいくら良い指導をしても、ああいうだらしない子は上達しないし、技だけを身に付けてもプレッシャーのかかった場面で踏ん張りが効かないんです。これは、道場だけで指導してもダメで、やはり家庭環境が大事なんです。」

と言っているそばから、今度は普段からまったく気配りがないとしばしば我々の話題に出ている子が、我々のすぐ前を気づかずに通り過ぎました。

そういう子は、必ず期待されながら大事なところでポカをします。99%勝てる試合を追いつかれ逆転されます。この気づかなかった子は、ずっとそれを繰り返しています。だから、どんなに合宿に出ても、良い練習をしても、周囲への配慮を学ばなければこの子は、一生ポカの連続でしょう。

私は、本気で道場での挨拶を一定期間やめてみようかと思っています。

「一切先生や知っている人に対し、挨拶するな!挨拶をしたらペナルティだ!!」

と、徹底してやってみたら子供たちはどう思うかと考えています。「挨拶をちゃんとしなさい」と言ってもしないのであれば、逆療法で「絶対に挨拶するな!」と言ってみて、生徒の様子を観察してみると面白いかもしれません。


家でしっかりと躾けておかないと、外に出た時に子供が恥をかきます。大人になればなるほど恥をかきます。

私が叱った二人のうちの一人は、両親が迎え来て最後の挨拶の時もポケットに手を入れてボソボソと言ったので、今度は両親の前で、

「挨拶の時はポケットから手を出しなさいと何度言えば分かるかな?」

と、きつく言いました。それを親はわかってほしいと思います。
なぜ、親の前でハッキリと叱るのか?それは家でそれを指導してほしいからです。


何度言っても直さない。それは、家でそれで許し、学校では先生は何も言わず、道場だけで言われているからです。
道場では、「お願いします」「ありがとうございました」と、みんなが言っているから言っているだけ。それが習慣となっていないから、心からそう思っていないから、一人になると何もできないのです。

以前、私はレベルでは県のトップで、何度も優勝している子に対し、他人とのコミュニケーションが取れないために、今ひとつ上に行けないのだと判断し、しばらく初心者の指導に回したことがありますが、親は

「なんで月謝を払っているのに先生は教えてくれず、他の子を指導しなきゃいけないの!」

と、立腹していたと他の親から聞きました。私は、伝えてくれた親に、

「彼を勝たせたいから私は指導せず、彼を後輩の指導に回したんです。親は教われば教わるほど勝てる、良い先生に指導を受ければ勝てると思っているかもしれませんがそうじゃないと思います。私の実力では気の回らない子を勝たせることはできません。」

と、言いました。


で、反対に調子が悪いけれど何とか勝ってしまう。選考会でもギリギリで引っかかる。負けても自分なりに実力は出している。こんな生徒は、周囲への気配りがあります。挨拶がちゃんとできる。後輩の面倒が見れる。大きな声で指示ができる。こんな子は、やはり結果が出ています。

私も、

「ほら、彼はボ~ッとしているようで、周囲に気を配って何も言わなくても整列をさせているでしょう。」
「小さな子に寄って行って仲間に入れてあげているでしょう。」
「だから、あの子たちは勝てているんです。実力を見たら、○○も▲▲も変わりません。でも、○○は今一歩のところで負けてしまう。▲▲は安定して上位に入っている。それは、練習ではなく家庭環境に差があるからだと思います。」

と、言っています。

つまり、気配りという緊張感がないから、いざ緊張する場面になると集中力が低下し、身体もガチガチになる。だから、あと一歩のとこで勝てない。

特に家での緊張感がない子はダメです。緊張とはなんでも厳しくしなさいということではなく、課題を与えてそれを必ずさせる。約束事は絶対に守らせるといった類いです。約束が守れなければペナルティ、守れればご褒美、そんな習慣があれば、子供は空手でも勝てると思います。

 カニになれないのは・・・
2013年01月12日 (土) | 編集 |
私がカニを指導していると、なかなか思うような動きができない生徒がいる一方、水を得た魚のように見違えるような動きになる生徒もいます。

私は、この原因を向き不向きで捉えるよりも、ある状態ができているかいないかが重要ではないかと思っています。

その答えは、空手界の予言書ともいえるJKFanバックナンバーにあります。

先日の記事で2006年10月号の事を書きましたが、その中で永田先生が書いていらっしゃったイワン・キューブと凡庸キューブの違いです。

凡庸キューブの者は、どうしてもカニの性能を発揮できなくなります。カニの構えを取っても腹圧がかからないんですね。だから、上体が安定せずかえって隙を作ってしまう。

私は、世界一流のカニ達を見ていると、そしてイワン・キューブを見ていると、プロ野球の過去の大打者たちとだぶります。張本勲氏や、落合博満氏の構えがまさにこのイワン・キューブでした。腹圧が十分にかかり、柔らかさの中にパワーが備わっていました。

ですから、単に形だけを真似ても、王者たちと同じ動きはできないということです。

王者の真似をしたければ、このような本質部分をしっかりと把握して実践しなければいけません。やはり、行きつくところは姿勢なんです。

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 誤解
2013年01月10日 (木) | 編集 |
今回は、皆さんがちょっと不快に感じるかもしれませんが、ご勘弁ください。

「国際大会で日本潰しを意図的に行っているのではないか?」

という意見を時折耳にします。特にヨーロッパが組織的に日本に勝たせないように仕組んでいるのではということを聞きます。
私は、審判技術の未熟さから日本人選手に不利になる場面はあり得ても、組織的に潰しにかかることはないと断言します。

私は、外国のコーチを11年間務めてきたので、オフレコの情報も幾つか耳にしてきましたが、未だに日本に勝たせないようにしていると信じている人がいることが残念です。

勝っているはずの試合が負けになったなら、それは日本人だから審判が画策したのではなく、国籍がどうでもそうなったということになります。

私も先の世界大会を観ていて疑問に感じた判定はありますが、多くは外国人同士の対戦でした。

ですから、日本潰しということは言って欲しくないのです。外国人が聞いたら悲しい気持ちに
なると思いますよ。
 昔から王者はカニだった
2013年01月07日 (月) | 編集 |
JKFanの特集のことで、過去の記事を調べていました。というのも、カニステップとして紹介したのは昨年末ですが、四股立ちの組手がなぜ有効なのかは、もう7年前にJKFanで特集していたのです。

2006年夏、イワン・レアル・レグレロが来日し、セミナーを行った時、彼の特集の中で事細かに分析しています。戦術の面を中心に前半は私が書き、後半は私が神と崇める永田一彦先生が、彼の四股立ちの素晴らしさを懇切丁寧に解説しています。

私は、基立ちでの組手は空手の主流ではないと思っています。構えは、四股立ちか後屈立ちであるべきだと思っています。いずれにしてもつま先は90度に開く、これが魔法の立ち方なのです。

2005年にビアモンティが来日し、2006年にはイワン・R・レグレロが来日。その時からこのように、将来の組手スタイルを見越して特集していました。
なんか、JKFanの過去の特集を見ていると、マヤ暦やノストラダムスの大予言みたいに、未来を予測している特集があって驚きます。
といっても、だいたいは永田先生ですけど・・・。

当時は、あまりにも先を行き過ぎて時代がついてこれなかったんですね。当時から私は、

「永田先生は10年後に評価されるでしょう。今は誰も理解できないですよ。」

と言っていましたが、本当にそのとおりです。当時の記事を見ていても、今でもまだ世間は理解できないだろうなという記事が多くみられますから。


さて、バックナンバーをお持ちの方は、2006年10月号を見てください。やはり、JKFanは、空手界のバイブルですよ!

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 タイムマシン
2013年01月06日 (日) | 編集 |
昨日、実家に戻り、今日JIJIの捜索をしてきました。午前中3時間周囲を歩き回り、ビラを店に貼ってもらいました。
実家にJIJIとKIKIの糞を置き、JIJIの寝ていたマットを縁側に置きました。少しでも自分の臭いで実家に戻った時に気づくようにと。

下の写真はそのビラです。

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さて、あとはもう情報を待つだけとなり、午後2時ごろから部屋の片づけをしましたが、まあ懐かしいものが出てくるわ出てくるわ。
アフリカに行った時に持って行ったケース。フランスで購入し、アフリカ諸国やフランスを回る時に使ったリュック。そして、若い時に読んでいた本がバッグいっぱいに入っていました。
読んでいる本が、大学生の時から今まで、全く変わっていない。

高岡英夫氏の本やら、南郷継正氏、小説はほとんどが歴史もので、特に司馬遼太郎氏の本がドバっとありました。海外に在住時、日本に帰国した時に買い溜めし持って行ったものです。


さて、その中で2つのグローブがあった。左右一つずつです。実は、私は中学校に上がる前の春休みに、どうしてもピッチャーになりたくて、毎日壁に向かってボールをぶつけていました。1日何百球と投げているうちに肘を壊し、それでも投げ続けていたら、医者に「もう、一生右では投げられないよ」と宣告され、中学に入学早々、「右で投げられないなら左で投げよう!」と決意し、右のグローブを買ってもらいました。

キャッチボールもみんなとできず、毎日壁に向かって投げ続け、ノックの時間になると球拾い専門、守備に付けませんでした。2か月ほどそんな練習が続きましたが、「このままでは使ってもらえない」と思い、右に戻してしまったのです。
それから、高校3年生まで6年間、肘の痛みをごまかしながら野球を続けていました。
高校3年生の夏の大会の時は、右腕の握力がゼロに近くなり、バックホームの場面が来ないよう、祈りながら外野を守っていました。
左のグローブは、高校に入って買ってもらった硬式用のものです。これは、大学生・社会人になって草野球チームに所属している時まで使い続けたものです。

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そして、次のボロボロのパンチンググラブは、大学進学と同時にボクシングジムに通い始め、プロでやっていた時に使っていたものです。今思うと、こんなにボロボロになるまで使い続けていたんですね。バンテージは、何本も持っていたので、比較的保存状態が良いです。ハンドグリッパーを握りながらシャドーを延々とやっていました。
ボクサーになって、一番きつかったのはパンチの打ち合いでも、スタミナ切れでもありませんでした。減量で飯が食えないのが一番きつかった。
もう少し私に根性があれば、別な人生もあったかもしれません。

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下のヌンチャクは、海外に出る時に買って持って行ったもの。自己流でずっと振り回していました。紐が切れて何度も替えるほど振っていました。でも、これを使用したのは貧民街にうちに入った泥棒を捕まえに行く時、腰に挿して行って、向こうの武器に対抗した時くらいでしょうか?

この頃は、数年前に一度アフリカ人の強盗7人と格闘して刺されており、「俺は、空手バカ一代のマンガみたいにはいかないなぁ・・・」、なんて思っていた頃でしたから、やはり万が一のために腰に挿していましたね。
ただ、運よくこれを使って格闘することはありませんでした。

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ってな具合に、タイムマシンのように実家の押し入れからは私が子供の頃からの宝物が続々と出てきました。まだ、裏の物置は探していないので、暖かくなったら物置のタイムマシンで過去に戻ろうと思います。
 迷子
2013年01月04日 (金) | 編集 |
新年早々、我が家ではとんでもないことが起きてしまいました。いつも一緒に道場に行っていた黒ネコのJIJIが、年末に一緒に実家に帰り、元旦の朝に家を出たまま戻らないのです。

おかげで、正月の三日間は、JIJIの捜索に時間を費やしてしまいました。初詣も4つの神社に行きましたが、すべて願いは、「JIJIが無事に家に戻りますように」でした。



大みそかは、一緒に寝そべってボクシングのタイトルマッチを見ていたのですが、まさかそれが最後のJIJIとのコミュニケーションになってしまうとは・・・。

今の家と実家では160km離れていますから、歩いて戻ってくるなんてことは不可能です。
明日、もう一度実家に戻りJIJIを捜索します。


それにしても、もう1匹のネコが、心配そうに終日外を見ていたかと思うと、家中を走ってJIJIを探し回っていました。
車のボンネットや屋根には今まで一度も上ったことがないのですが、荷物を車に積んで家族全員が車に乗ったら、阻止するように運転席のフロントガラスに上り動きませんでした。

やはり、「今帰ったらダメ!」と抗議していたのでしょうね。


__ (70)


ということで、空手に関する記事はもう数日お待ちください。

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