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 一つ見ればすべてわかる
2012年09月27日 (木) | 編集 |
形は、どこか一ヵ所を見れば、「その選手のレベルがわかる」というところがあります。そこを見ればその選手のレベルとどう指導されているかが分かるという箇所です。

以前、私は選手は目と指先と背中を見れば全部わかると書きましたが、それとは別に「この形は、ここを抑えているかどうかが大事」という箇所なのです。

一ヵ所というのは言い過ぎかもしれませんが、私の場合は一つの形で2~3か所は、「ここだけは絶対にはずせない」という箇所があります。
勝ち負けは別にして、そこを抑えていれば良い先生に師事しているな、形の本質を抑えているなという箇所です。

そこは、決して技で最も派手な箇所や、気合の場所とは限りません。むしろ、何気ないところに選手のレベルが現れるので、かえって地味なところの方が多いと思います。

例えば、数か所を例に挙げると、剛柔流のサイファなどは片足で立って掬い受けと抑え受けをする箇所で選手のレベルを見ます。片足で立つとバランスを取ろうとするあまり、受けが疎かになります。中には両手でバランスを取っているような選手もいます。
ここで、しっかりと立てて、受けを強く、蹴りをビシッとできれば、合格というところでしょうか。

セーパイは、弾指打ちをした後に、片手で擦り上げるように受け、もう一方は抑え受けの箇所です。ここで、脇の締めや肩甲骨、三戦立ち等をチェックできます。
おそらく、形全体から見ればここがしっかりできてもできなくても勝負に致命的な影響はないでしょう。
しかし、そんなところに本物の基本を身に付けているか、そうでないかが最も出ます。

やはり、形は後ろから見た方が良いですね。誤魔化せないところにこそ、その選手の本当の実力がにじみ出ます。



私は、「形は年寄りに習え」というのが持論です。年配の指導者は、競技としての見栄えよりも、使えるか使えないかを考えて形をやっていますから、自分の先生が年を取っている必要はありませんが、やはり年配の先生に定期的に習い、ダメ出しをたくさんもらいながら仕上げていく方が良いかと思います。
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