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 技で勝って競技で負ける
2012年09月03日 (月) | 編集 |
昨日、当道場生が出た大会で、気になることがありました。形の試合で技では明らかに優位にありながら僅差で負ける選手が多かったのです。

身内からの意見としては、「なんで負けなの?」という声もありましたが、私は、「もしかしたら負けもあり得るな」と思って観ていたので、あまり驚きませんでした。


審判は、よほど親しく交流を持っていない限り選手の事を知りません。ですから、知らない選手ほど技以外にも多くの情報を得ようと、顔つきや姿勢、気合等をチェックします。

結局は、初めて見る選手ほど、技以外の印象が勝負を左右する確率が高くなると思っています。


私は、必要以上に顔に力が入ったり、技を大げさにやったり、リズムのないぶつ切りの技は好みませんが、やはりだからといって、普通の顔で普通の気合、すべて普通にやっていては、敵を仮想した形にはなりません。


当道場生を観ていると、基本はできているが今一つ勝負をしている、戦っているという感覚が薄いように感じました。そうなると、目力があり、気合の大きな選手の方に審判の心は動いてしまうのは仕方がありません。

先日も書いたように、「絶対勝つんだ!」という覚悟を持った形と、「とにかく頑張ろう」という気持ちの形を比べれば、少々下手くそでも絶対に勝つという意気込みでコートに入った者の勝ちです。


いくらなんでも、表面だけの演技で鬼瓦のような顔をしたり、気合を入れているふりをして力みまくっているようでは、審判に見透かされてしまいます。
ただ、「こいつはできる!」と審判に思わせるような貫録は必要です。

それを考えると、当道場生は「技で勝って競技で負けた」と言えるのではないかと思うのです。競技で勝つために変に形をアレンジすることは良くありませんが、競技でも評価されるような形を行うにあたり、人間性が顔つきや立ち姿に投影されるようにならないと、頂点に立つのは難しいのではないでしょうか?

そこが当道場の課題だと感じたということは、私の指導がその点で至らなかったということです。
また、私の指導もイチからやり直しです。
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