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 勝たせない勇気
2012年08月31日 (金) | 編集 |
今は、小学生から全少があり、中学生になれば全中・はまなす杯があり、高校になれば高校選抜・インターハイがあり、空手競技に関わっている限り、休む暇がありません。

不本意な負け方をすればあれこれ言われ、勝てば次も勝てるかどうか不安になる。喜びなんて、ほんの一瞬かもしれません。

ましてや、小学生の頃から県のトップとして君臨でもすれば、常に勝つことを義務付けられ、ものすごいプレッシャーの中で子供は戦わなければなりません。
そういうプレッシャーを楽しめる子がいます。しかし、大多数の子供は、勝つことでさらに自分を追い込む結果になるかもしれません。

自分は、選手としてトップを目指していると明確に動機づけができていれば良いのですが、そういう子はむしろ少ないと思います。


私の生徒も全少で優勝した子や3位以内に入っている子が数名いますが、連覇を狙わせたり昨年以上の成績を目標にすることはしません。優勝した子には、「来年の目標は全少に出ること」と言っています。
子供の時にいくら連覇しても、今勝つことに執着すると将来の貯金ができません。つまり、「今勝つ」練習と、「将来勝つ」練習は違うのです。


私は、指導者は「勝たせない勇気」も時に必要ではないかと思っています。あくまでも、大人になっても空手を続けてもらいたい。大人になって勝ってもらいたいと思えば、小中学生の時に必死になって勝たせるよりは、基本をしっかりと熟成させる方が生徒にとってはいいのかなと思います。

もちろん、今勝った子が悪いということではありません。頑張ったから勝つことができたわけです。それはそれで凄いことだし、何千人か何万人か分かりませんが、同学年の頂点に立つということは偉大なことです。

しかし、どうせなら大人になっても頂点を目指す選手であってほしいと思います。それには、小学生のうちはいろいろな情報を身体に覚えさせ、応用力や調整力等、様々なことを覚える時期なのです。
競技に勝つことよりももっと大切なことがあるはずです。ならば、指導者は勝たせない勇気を持って指導に当たる覚悟も必要ではないかと思います。
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 僅差の負けについて 続編
2012年08月28日 (火) | 編集 |
形で、勝つ時は5-0の圧勝、負ける時は2-3の僅差が多い選手は、相当な注意が必要です。

5-0で勝つということは、技術が優れているということ。しかし、2-3で負けるということは技術は互角でも何かが欠如していることが考えられるからです。

いっそのこと、0-5で負けるならば技術を磨けばよいのですが、僅差の負けは心の問題の可能性があります。どちらも技術的に互角の場合、審判は些細なことに判定材料を見出そうとします。

その時、立ち姿、目付、道着の着こなし、指先等、両者の僅かな差を判断材料にしますが、これらは動きや見た目はわずかな違いですが、人間性が最も現れる部分です。


そこを観られた時に相手に旗が多く上がるということは、人間性で負けているということです。こうなると、練習を積んで技術を上げただけでは永久に2-3の僅差で負け続けることでしょう。

だから、僅差で負けた時ほど自分を律することが必要なのです。

ですから、前記のように勝つ時は圧勝負ける時は惜敗の選手は、そのままでは勝てるようにはなりません。
そのような選手は、何か空手に取り組む姿勢に甘えがあるのではないでしょうか?

さらに、僅差の負けの原因は、決して甘えや心の乱れだけではありません。
形を行っている時の心理状態の差であるかもしれません。

技術的には同レベルでも、ひたすらうまくやろうとしているのと、本気で相手を倒そうとしているのでは、審判への伝わり方が違います。
これで旗一本分の差が出てしまいます。


逆に、3-2で勝てる選手は、人間性で勝っていると言えるのではないかと思います。


結論としては、5-0,4-1は技術の差、2-3は心の差です。1-4で負けた選手を勝たせる方が、2-3で負けた選手を勝たせるよりも簡単なのです。

 伸びる伸びないは、敗戦後にわかる
2012年08月27日 (月) | 編集 |
全少と全中という、空手に励む小中学生最大のイベントが終了しました。当道場からも、全少に7名、全中に2名出場しましたが、大健闘した子もいれば、不本意な成績に終わった子もいます。

点でものごとを捉えれば、勝った子は偉い、負けた子はもっと頑張れとなりますが、これまでの経緯とこれからの取り組みという線で捉えると、負けても良くやったと言える子がいれば、そうでない子も出てきます。


試合後の表情で、今後伸びるか今後も今一歩のところで負けてしまうか、ある程度予想が付きます。

悔しくて、ますます頑張ろうと思う子は、いずれ必ず勝てるようになります。負けて意気消沈し、やる気が萎えてしまう子は、今後もあまり変わらないかもしれません。

だから、大事なのはその時の勝ち負けではなく、勝った後、負けた後にどうするかなのだと思います。私は、試合に出た後は、必ず全体ミーティングでみんなの前で感想を言わせていますが、目的意識がハッキリしている子は、自分を良く分析できており、細かなところまでいうことができます。

対して、試合のことをすぐに忘れてしまう子は、既に分かっている事しか言えません。これは、あまり年齢に関係なく、しっかりした子は次に向けて気持ちの切り替えができており、言葉が明確です。


肉体的な素質もありますが、やはり将来に向けて強くなっていく生徒は、精神的に大人だなとつくづく思います。

いずれにしても、みんなこれまでにない緊張感の下で良い経験をさせてもらいました。これを活かすも殺すも自分次第です。そのためには、大会終了後の今日が一大事な日なのです。
来年の全少・全中に出るには、そして少しでも上に行くには、今日が新たなスタートなのです。
今日の気持ちの持ちようで、これからの1年がある程度わかります。



今日からまた来年に向けて頑張りましょう!・・・、という前に夏休みの宿題をちゃんと終わらせましょうね。
 僅差の勝負の見分け方
2012年08月25日 (土) | 編集 |
今日は、全少と全中が同時に行われています。私は、全中の審判に来ているので、数十分おきに全少の結果を知りたくて、携帯を観ていました。
現時点では、まだ勝ち残っている選手がいるということで、全体の結果が入ってきません。

こんな時は、本当にやきもきします。


さて、今日の全中ですが、男女の個人形で優勝した選手には共通点がありました。回を重ねるごとに内容が良くなってきたのです。また、途中3-2という、僅差の勝負を制して優勝したことは、大いに評価すべきことです。

私は、形も組手も、圧勝よりも僅差の勝負を制した者の方を評価します。

すべて圧勝した時というのは、一生に一度か二度はやることなすことすべてうまくいってしまうという日があります。勢いだけで決勝まで行ってしまった結果ですから、勢いがなくなれば途中で負けてしまいます。

対して、僅差の勝負をものにできる選手というのは、気持ちの強い選手です。少しくらい調子が悪くてもギリギリで勝ってしまう。つまり、接戦になればなるほど、選手の人間性の勝負になってくると思うのです。

その意味で、優勝した両選手は、一歩間違えば、一人の審判が旗を相手に挙げていれば、そこで負けていたのです。しかし、それをものにして決勝も制するだけの精神力が備わっていたのでしょう。

その意味では、両者とも立派な優勝だったと思います。


反面、いつもいい勝負をするのに、大事な場面になると2-3の僅差でよく負ける選手がいます。これは、もはや技術ではなく、人間性の問題だと思います。
それまでは、素晴らしいパフォーマンスをしていたのに、大事な試合や相手が強いと分かると、途端に技が弱くなり、技で勝っているにもかかわらず、気持ちが上ずって僅差で負けてしまう。



こういう選手が一番困るのです。何か環境を大きく変えない限り、永遠にあと一歩のところで負け続けるかもしれないのです。

ただ、こういう選手にいえることは、親は絶対に「どうせうちの子はダメだ、勝てる器じゃない。」と思わないことです。親が子供を信じられなければ、子供はそれ以上踏ん張ることはしません。

子供よりも先に親が諦めるわけですから、子供を責めることはできないと思います。

ふがいない試合をしても子供がまだ勝とうと思っている限りは、親はフルのサポートを子供に約束してやれなければ、子供は全力で頑張ることはできなくなります。

ですから、プレッシャーに弱い子供を持った親ほど、覚悟を決めて子供をサポートしなければならないのだと思います。
例え、今後勝つ確率が僅かだとしても、子供が頑張ろうと思っている限りは、親は叱咤激励しながら、全力でサポートしてほしいと思います。
 プレッシャー
2012年08月24日 (金) | 編集 |
さあ、いよいよ全少と全中が始まります。私は、広島に向う新幹線の中でこれを書いています。
うちの生徒たちを観ていても、プレッシャーをそうとうに感じているなと思われる子がいます。でも、これに打ち勝たなければ勝利はありません。

考えてみれば、予選で悔しい思いをして、全少・全中に出れない選手は、このプレッシャーも感じることができないのですから、反対側の人間の立場に立てば、どんなに羨ましいことか分かるでしょう。

このプレッシャーが試合当日にどのようになっているか、私は楽しみです。もっとプレッシャーを感じて全くいいところなく敗れるか? それとも、良い意味で開き直って今まで以上の強さを発揮するか?


いずれにしても、選ばれたものの特権なのですから、この苦しみも楽しめばいいのです。

そして、残念ながら今回は県代表で出れなかった選手は、できるだけ応援に行って、全国レベルの大会の雰囲気を味わってもらいたいのです。来年は、「自分の番だ!」と会場に行って雰囲気を感じ、1年間をかけて仕上げてもらいたいのです。

私は、全中に行くので全少は観ることができません。7名の生徒たちの結果がどうなっているか、ドキドキしながら報告を待つことにします。
 政治に興味を持とう
2012年08月22日 (水) | 編集 |
この夏、急に領土問題があわただしくなってきました。本来であれば空手を中心とした話題でこのブログは進行しており、政治の話はあまりしたくないのですが、竹島問題、尖閣問題と、お隣の韓国や中国とのきな臭い問題が噴出してしまっているので、私もここで一度書いておこうと思います。

日本がスポーツの舞台で今ひとつ力を発揮できないのは、ナショナリズムと宗教心の欠如だと思っています。私も海外生活が長かったので、そういったところの海外の事情はよくわかっているつもりですが、日本人が一番日本のことをわかっていないような気がしていました。

海外の選手は胸に国旗を付けた時点で、国のために命をかけて戦います。戦いの前に神に祈りをささげ、心を落ち着かせます。
私は、何度もこのおかげで本来では絶対に出せない力を発揮し、はるかに強い相手を倒すのをこの目で見てきました。


スポーツでは愛国心と神への忠誠心が、火事場の馬鹿力を発揮する原動力となっていますが、世界の紛争の多くは、これが原因か、これらによって拡大されてしまっているかのどちらかですから、必ずしも良いことばかりではありません。


しかし、国を愛する気持ちは絶対に持たなければなりません。祖国への愛情が国の発展につながると思っています。

現代の若い世代が可哀想なのは、そういった教育を受けられない環境で育ったことでしょう。


だから、海外に住むもののほうがより愛国心が強くなってしまうのです。日本人であることの誇りは、自分の周りが外国人ばかりのときこそはっきりと自覚できるからです。

何とか、学校も国に誇りを持てるような教育をしてほしい。その中でわが国固有の領土に関しても、世界に向けてはっきりと明言できる人間になってほしいと思います。


現在、韓国政府は日本に対し、強気の姿勢を崩しませんが、やはり戦争になることは避けなければならないと思います。戦争になれば、少なからず人の命が失われます。
しかし、難しいのは戦争を回避するために自国の領土を踏みにじられても黙っていることです。

日本が外交に長けていれば、あらゆる手段を使って戦争にいたらずに、この問題を沈静化することができるでしょう。

私は、韓国との争いを望むものではありませんが、これを機会にわが国のことを若い世代がもっと知る機会になってほしいと願っています。
 拳が握れない子
2012年08月22日 (水) | 編集 |
組手で突く時に、拳を握れない子が増えています。本人は、握っているつもりですが、突く時に明らかに握っておらず指は半分曲がったままです。

おそらく、初心者の時からしっかりと握ることを教わり、突きを何かに当ててきた子はそういうことはないのでしょうが、基本はそこそこに、組手の時もいきなり拳サポーターを付けて、当てない組手をしてしまうと、やはり握らない習慣ができてしまうのかもしれません。

突く時に握らない子は、間合いの取り方が下手です。ですから、相手に当ててしまったり届かなかったり、命中率が極端に低いのが特徴です。

握っているつもりでも実際は握っていないのですから、怪我が多くしょっちゅう拳を痛めています。

腰を使わずにドンと足を強く踏み込んで拳を開いて突き、引手が弱くその場に居着いてしまう。そんな癖を持った子が多いと感じます。

突く時に拳が開く子は、基本の時に拳だけを注意しても、あまり効果はないかもしれません。
というのは、そういう傾向にある子は、問題が拳だけではなく、肩に力が入っているので、手先まで力が届かないことが原因だと思うからです。

その証拠に、肩がガチガチに固まっています。もちろん、基本の時に肩の力を抜くように努力すれば、ある程度は改善されるでしょうが、やはり普段の生活習慣から改めないと、なかなか直すことは難しいのではないでしょうか?

腰が全く使えず、肩が力んで手だけを放り投げるように突くから肝心な時に拳が開いてしまい、突きがぶれて、相手に当たると自分の拳を痛めてしまうという結果になるのでしょう。

いずれにしても、空手は怪我をするためにやっている子は一人もいないはずです。そういうことのないよう、指導者が競技志向に走らず、基本の時にしっかりとそういった癖がつかないように指導する必要があるでしょう。
 成長の跡
2012年08月21日 (火) | 編集 |
先週末は、私が所属する会の全国大会でした。2日間にわたり熱戦が繰り広げられました。

大会が2日に渡ると、1日目に調子の出ない選手が2日目にはものすごい大活躍をしてしまうこともありますし、1日目に絶好調でも2日目に調子がガタッと落ちる選手もいます。
本当に一晩寝ると調子が全然変わってしまいますね。

また、午前中に最高のパフォーマンスを発揮したのに、午後はまったく緊張してしまい、ガタガタになってしまう者もいる。
逆に1日目と2日目の午前中までは全然ダメだったのに、午後になって俄然頑張る子もいる。

大人でも難しい自己管理を、子供の頃から必要とされるのですから大変です。

当会の全国大会は、小中学生のレベルがものすごく高いので、初戦から強い相手と戦うことになります。都道府県レベルの試合と違うのはこの点です。
中途半端な気持ちで出ている生徒は、早々と姿を消してしまいます。
エンジンのかかりが遅いと、強豪選手も初戦で敗退ということも十分にあり得ます。


どうも、当道場の生徒たちは良い子が多いので、大人しいなといつも感じています。形がうまいのに気持ちが戦っていない。組手はきれいにポイントを取ろうとしすぎて前に出れない。
応援でも、もっと声が出るのではないかと思う時があります。かえって保護者の声の方がアリーナにいて良く聞こえる。


勝負は、時の運もあります。ですから、勝ったから良い、負けたからダメと単純にはいうことはできません。あくまでも現在の自分のレベルと環境で、実力を十分に発揮出来たかどうかが重要です。

ですから、表彰台に上がってトロフィーをもらっても叱られる場合もあれば、1回戦で負けても誉められる子もいます。

私がもっとも叱るのは、技で勝って気持ちで負けた試合をした子です。反対に最も誉めるのは、技で負けても気持ちで勝った試合をした子です。


今回は、数名の選手が満点をあげられるような素晴らしい試合をしました。そういう試合ができる子が出ると、道場のレベルがいっきに上がるのです。

大会が2日間になると、子供の成長がよく分かります。ほとんどの選手が精神的に逞しくなっていました。
これほどの緊張状態を2日間続けることは大変ですが、目に見えて成長の跡がわかれば、指導者も親も試合に出して良かったと思うでしょう。


重要なのは、この緊張感の中で素晴らしい試合をした気持ちを、そのまま練習に持ち込んでもらいたいということです。
今週は、週末に全少と全中が行われます。
当道場からは、9名の選手が全国レベルの戦いに挑むわけですが、試合の結果そのものよりも試合の後にどれだけ成長した姿を見せてくれるかが楽しみです。
 緊張するのは?
2012年08月19日 (日) | 編集 |
大事な場面になると、緊張して力が発揮できない選手がいます。

元々緊張する性格なのか、しない性格なのかもあると思うのですが、私は私生活がダレている人間は、相対的に大事な場面で緊張してしまうと思っています。

予選では素晴らしいパフォーマンスを見せるのに、決勝になると別人のようになり、あっさりと負けてしまう。

このような傾向の人間は、普段の生活である程度緊張していれば、大事な場面でそれほど緊張することもないでしょう。


極度の緊張状態になると、緊張をほぐすためにおしゃべりをしまくる選手もいます。おしゃべりをして緊張がほぐれ、最高のパフォーマンスを発揮できればいいのですが、逆に人としゃべることで集中力がなくなり、悪い結果になることもあります。
その場合は、緊張してもいいから他人とおしゃべりをさせない方がまだ良いかもしれません。


いずれにしても、どうしても緊張してしまう選手は、私生活をちょっとだけ律することで、随分と効果があるのではないかと思うのです。
 気持ちの持ち方
2012年08月19日 (日) | 編集 |
大会で選手たちの頑張りを見ていると、勝てる子と勝てない子の差がよく分かります。特に形においては顕著に表れますね。

みんな頑張っているんです。それは観ていて良く分かります。

でも、「絶対に勝つぞ!」と思ってコートに入る選手と、「頑張ろう。」と思って入る選手では、雲泥の差があります。惜しいのが、技で勝っていて気迫で劣っている選手です。
うまいのは赤だけど、淡々とやっている。青は少々突っ込みどころはあるが気迫がすごく、一つ一つに気持ちが入っているという場面では、判定は割れても青に上がります。

結局は、選手自身がどれだけ勝ちたいと思っているか、というよりもどれだけ勝ちたいと熱望しているかというところだと思います。
 やはり、マットは危険
2012年08月18日 (土) | 編集 |
10年以上前から、日本製のマットは摩擦係数が大きいため、指を巻くので危険だと言い続けてきました。
外国製のマットで指を巻くことはまずありません。

今週、うちの2人の生徒が他所で練習中に親指がマットに引っかかり怪我をしました。
統計をとれば怪我の数は膨大になります。

なぜ、これほど怪我の多いマットを改良することなく使い続けるのか?少しでも現場で指導していれば、怪我がどれほど多いか分かるはずです。

安全のために敷いてあるマットでかえって怪我をする。

怪我は、仕方のないことではないのです。マットを改良すれば怪我は何十分の一に減ると思います。

それも、改良にはそれほど費用がかかるとは思いません。海外製のマットはなぜ怪我が少ないのか?
それは、適度に滑るからです。たとえ指を巻いても、滑るので致命的なダメージには至らないのです。
対して、日本製のマットは、引っかかってしまうので、亜脱臼やヒビ等の怪我につながっている。



このブログを関係者が読んでいたら、一度真剣に検討してもらえませんか? 他国に比べて明らかに危険なマット上で選手は試合をしています。

 残心とポジショニング
2012年08月17日 (金) | 編集 |
来年から全空連でもニュールールが適用されると、ポイントの基準はこれまでと変わらなくても、試合内容が随分と変わってくると思います。

ジャッジはコーナーに4名と、これまでよりも1名増えましたが、レフリーにポイントの権限がないため、これまでよりも突きに対するポイントが厳しくなります。

これまでと同じ突き方であれば、平均5ポイント取れていたのが2~3ポイントになるでしょう。

蹴りや投げは4人のジャッジ全員が見ることができるので、これまでと変わらないと思います。

では、突きをしっかりとジャッジに見てもらい、旗を上げてもらうには何が必要かといえば、一つはしっかりと腰を入れて突くこと、そしてもう一つは残心をしっかりと取ることの2点だと思います。

この日本の武道独特の残心が、最近は逆に日本人が苦手になっています。腰が入らない、残心が取れないでは、これからのルールの下では、ポイントが取れなくなります。


本来であれば、4名のジャッジの少なくとも3名にしっかりと自分の技が見えるエリアと角度は?そして、相手の技が見えないエリアと角度は?等の研究が必要です。

コートは四角です。すると、自分に有利エリアと不利なエリアが生じてきます。今こそ、四角いコートの4つの辺と4つの角を利用して、自分に有利なポジショニングを取る稽古が必要です。

また、再試合が無くなったので、本戦で勝負がつかない場合は即判定になります。判定に有利にするにはどうしたら良いか?本戦終了後の判定の事も頭に入れて試合をしなければなりません。

おそらく、このルールに慣れるまでは、本戦で勝負がつかずに判定になるケースが激増するはずです。


今のうちからしっかりとこれらを考慮して稽古してください。
 なぜ、投げられないのか?
2012年08月16日 (木) | 編集 |
今回は、8月9日の記事と相当部分重複することを予めおことわりしておきます。

最近、投げの基礎を指導していますが、成果はいまいちです。やはり、相撲を遊びの中で取っていない世代の子供たちにいきなり投げを教えても難しいのがよく分かりました。

私の指導は、突きも蹴りも足払いも投げも、入り方はすべて同じで、その入り方が出来れば、カウンターを食らわずに簡単に相手を崩すことができるものです。

例えば、刻み突きを行う場合、線を外して入ろうと斜めに移動してしまえば、相手に届かないばかりか、自分が崩されてしまいます。
刻み突きの相打ちを想定して、前の手を相手の胸に当てて押し合いをすると、普通に押しても押し勝つことは難しいのですが、ほんの数センチ足の位置を変えると、人差し指1本で相手を楽に崩すことができます。

投げも同様で、同じように足を数センチ移動させるだけで、相手は簡単に崩れてくれます。



上記が、最も大切な点なのですが、一般的な注意点は以下のものです。

1、腰を落とす。
2、股関節を外旋させ股を割る。
3、相手を引くと同時に押す。(突きのイメージ)
4、相手を動かさずに自分が動く。

文章で表すのは難しいのですが、この中でも特に腰を落とせない点と相手を引き付けることができない点が気になりました。

投げは、追い突きの要領で同じ側の手足が出るようになるのですが、どうも対人で組む習慣がないと、逆突きのように手足が左右違ってしまうようです。
加えて、相手から遠い方の足を軸にして投げようとするので、うまく投げられないようです。


どこまで書けば良いか分かりませんが、とにかく上下と左右のバランスを同時に崩せば、人は踏ん張ることができなくなりますから、らせん状に力を加えれば良いのです。


引きは、基本の受けや突きの時にしっかりと引手を取っていれば、投げの時にも同じ要領で使うことができます。引きで肩甲骨を寄せ股関節を外旋させるのがこつです。



いずれにしても、相撲を多く取って、相手の力の方向を感じ取ることが一番大切ではないかと思います。
 オリンピック閉幕
2012年08月13日 (月) | 編集 |
オリンピックが終わりました。やはり、オリンピックは数々の感動を与えてくれます。空手道も早くオリンピック競技になって、あの舞台で選手たちに輝いてほしいと思います。

今回は、史上最多のメダル数を獲得した日本ですが、前々回のアテネと比べ金メダル数は激減したので、必ずしも手放しでは喜べないところです。

今回は、ビデオによって判定が覆されることが多くありました。柔道・フェンシング・ボクシング等、こんなにも誤審が多いんですね。


その中で、なでしこジャパンの佐々木監督は、決勝戦においてハンドを見逃したドイツ人の審判に対し、試合後のインタビューで一言も非難しなかったのは立派でした。ジャッジによっては日本の勝ちもありえたにも関わらず、「審判の判定を尊重します」と言ったのはご立派の一言です。
9月で契約が切れるということですが、今後も監督を続けてもらいたいと思ってしまいます。


一方、男子サッカーは完敗の内容でした。競技場の柔らかい芝の状態で作戦を変えることなく自滅した形でした。しかし、韓国選手が勝利の後に「独島(竹島)は我が領土」というプラカードを掲げたことはまずかったですね。
試合そのものは韓国の完勝でも、あれでは相手に対し尊敬の念を持てなくなります。

ただし、ここで日本人も決して感情的にならず、冷静に抗議をすべきだと思います。ネットで罵倒合戦などしようものなら、どっちもどっちになってしまいますから。
私は、プラカードを掲げた選手のメダルはく奪が妥当だと思います。前日に勝った時にどうしようかと選手同士で話し合っていたのに、「勝ったことで興奮しており故意ではなかった」はないですから。


そういえば、今回のサッカーの韓国チームは、銅メダルを獲ったことで、2年間の兵役を免除されるということです。必死になるのも当たり前だと思います。

日本も同じ状況だったら、絶対に勝っていたでしょう。

まあ、兵役はなければないほうがいいに決まっています。我々日本人は、兵役の義務がないことを感謝しなければいけないと思うのです。

おそらく、そういうことは国が平和すぎて想像もつかないでしょうね。

韓国人は、青春真っ盛りの時期に2年間も兵役につかなければならないのです。日本人とは危機感が違うのは当然です。


そういえば、あの永世中立国のスイスでさえも兵役の義務があるのを知っていますか?でも、韓国とは違い3週間で43歳までに自分が行ける時に行けば良いので、命の危険はないとは思いますけど、やはり兵役は兵役なのです。


これを考えると、有事の際には真っ先に命を懸けて国を守ってくれるであろう、また災害の際にもただちに出動し救助に当たってくれる自衛隊の皆さんにはもっともっと感謝をしなければいけないと思います。


あれれ!? 後半は、オリンピックとは関係ない話になってしまいました。
 日本人が変わり始めている?
2012年08月11日 (土) | 編集 |
オリンピックを観ていて、ふと思うことがありました。

お家芸の柔道が大誤算で、史上初めて男子の優勝を逃しました。
レスリングは、女子が圧倒的な強さで3個の金メダル。男子もメダル獲得!

また、これまではメダルは不可能と思われてきた種目で、日本人選手の活躍が目立ちました。

1回の大会だけで結論付けるのは危険ですが、私は日本人選手の動きを観ていて、これまでの日本人の動きと随分違うなということを思いました。

特に柔道などは、一昔前ならば邪道と言われたような技のオン・パレード。柔道がJUDOになったというよりも、柔道が何でもありの柔術になってしまったような気がしました。


で、日本人のどこが違ってきたかといえば、身体感覚が外国人に同化してきたのではないかということです。

身体を伸ばす筋肉が重視されるレスリング・ボクシング・テコンドーは期待どおりかそれ以上の活躍をしたが、もっとも期待が大きかった柔道では思うような結果が得られなかったのは、日本人の身体感覚が外国人に同化し始めてきたからではないかと思うのです。

柔道に関しては、事前の調整の失敗や研究されていたこともあったでしょうが、身体操作の観点からは下記の点が気になりました。

1、引く力が弱い
2、腰に粘りがない

加えて、ルールがなかなか組ませてもらえないので、尚更引き付けることができなかったのではないかと思います。引き付けることができなかった分、押す力に長けている外国人に軍配が上がった部分もあるのではないかと思いました。



ここで、皆さんは矛盾を感じたのではないでしょうか?
外国人選手と同じ身体操作になってきたのならば、レスリング・ボクシング・テコンドーに加え、柔道だって勝てていたはずではなかったのかと。


私が最も心配しているのは、まさにこの点なのです。なぜ、柔道だけが思うような結果を得られなかったのかという点です。


いわゆる外国人と同じ身体操作とは、関節を曲げる屈筋よりも伸ばす伸筋が優位になってきたことと、臍下丹田(腹)と中丹田(胸)の割合が、これまでは圧倒的に腹の意識である臍下丹田が強かったのが、今では臍下丹田が弱くなり、中丹田の割合が大きくなってきたことです。


で、外国人と同じ身体操作になってきたら、すべての競技で結果が出るのではないかと思うのは大間違いで、中途半端に似ただけでは、劣化コピーで終わってしまうので、決して超えることはできないのです。

今回の柔道の思わぬ苦戦は、その点にもあったような気がしてなりません。

 男らしくは禁句か?
2012年08月10日 (金) | 編集 |
オリンピックで相変わらず盛り上がっていますが、どうも日本は女性が大活躍をしているようです。オリンピックというのは、出れただけでも凄いことですから、決して出場している男子選手がだらしないなどというつもりはありません。

でも、男子と女子を比べると、世界に物おじせずに立ち向かっているのは、女子の方だという印象はぬぐえません。


空手を現場で指導しているとこれがよく分かるんです。

幼児の頃から女の子の方が圧倒的に強いんです。

気持ちも強い。
力も強い。
統率力がある。


泣く時も、女の子は悔しくて泣きます。そしてますます頑張る。
男の子はメソメソしてそれ以上やろうとしない。


学校でも成績上位者は女子が多い。
勉強も習い事も女子の方が頑張っている。


今、学校では「男らしく」とか「女らしく」という教育はいけないということですが、それはおかしいのではないかと思います。

教育評論家と言われている先生も、「教育の現場で男らしくとか女らしくと言ってはいけない。」と言う人がいます。

「男らしく」ということは、間違った方向に行けば弱い者はいじめられる結果になるから、そういうことは言うなと言われているのだと思います。

でも、強くなることを放棄したら、誰が弱いものを守るのでしょうか?


何よりも、将来家庭を持って、誰が一家を支えていくのでしょう?

もちろん、共働きで、女性の方が給料が高いなんてこともあると思います。私は、女性が外に出て働き、男性が家事と育児で家を守るのもありだと思っています。
それは、男性がだらしないということではなく、あくまでも役割の問題ですから、ここに書いていることとは別問題です。


でも、何か問題が起きたら、やはり父親が出てビシッと決めなければいけないのですよ。

小さい時から、「弱くてもいいよ。」「頑張らなくてもいいよ。」と言われて育ったら、大人になってもそれで良いと思ってしまいます。
アンケートでも、昔は尊敬する人の中に必ず父親が入っていました。今の小学生にアンケートを取ると、両親は尊敬の対象にはなっていないようです。

日本の政治・経済・スポーツすべてにおいて、改善すべき点はここではないかと思うのです。


子育ては難しいものです。厳しすぎてもダメだし、甘やかしすぎてもダメ。
でも、やはり男の子は父親を鏡とし、女の子は母親を鏡とする。そんな家庭になってもらいたいと思います。



以前も書きました。私は、世界30か国以上を訪問し、3か国に住んだことがあります、大飢饉の頃アフリカにも2年いました。アジアには9年間住んでいました。

世界中どこに行っても、女性の逞しさは同じです。アフリカでも女性が家事・育児をこなし、昼間は畑に出ています。

しかし、男性が強い国は栄え弱い国は衰退します。

今後も、日本の女性はあらゆる分野で世界で大活躍をするでしょう。しかし、男性は家庭や学校、社会全体がよほど考えて行かないと、ますます世界から差を開けられてしまうのではないかと心配です。
 空手で勝つには相撲をとれ!
2012年08月09日 (木) | 編集 |
投げの稽古をすると、生徒たちの腰の高さが気になります。腰が高いうえに、力の逃がし方がわからないから、単純な力比べになり、無駄に体力を消耗している。

投げは、自分を中心軸にして相手を投げるのではなく、相手を軸にして自分が回れば良いのです。

投げの時は、両手は突きの要領で、片方を押すと同時にもう片方を引きます。その時に両足も同時に動かすのですが、これなどは子供の時に相撲を取っていれば、いちいち教えなくても観てすぐにできてしまうものです。

最近の空手のルールは、投げ技が大変重要になっていますが、無理に力で投げると、相手も自分も怪我をする機会が多くなってしまいます。

また、もっとも気になるのが投げの時は脚関節を抜くと自然に腰が落ちて相手を崩せるのですが、脚を突っ張ってしまうために返って腰高になってしまうことです。

やはり、突き蹴りも同じですが、股関節を柔らかく股が割れて腰が落とせるようでなければ真の力は出ないと思いますが、そのためには相撲を取ることをお奨めします。


繰り返しますが、力は大切な要素ですがその力をどのように使うかはもっと大切です。相手が踏ん張れる方向に力を加えても、よほど体力差がない限りはこう着状態になります。


要は、どの方向に力を加えれば相手が踏ん張ることができないのかを、攻防の中で感じることが必要になってきます。最終的には、突きも足払いも投げも、すべて同じ要領で行えば良いのです。
 オリンピック種目になるということは・・・
2012年08月07日 (火) | 編集 |
オリンピックで日本チームの健闘が目立ちます。

そんな中でオリンピックを観ていてふと思いました。ユニフォームの色が勝負に影響することはないのかと。

例えば、バドミントンの試合で相手選手(またはチーム)が会場の風景との比較で認識しやすいユニフォームを着ていれば、どこに打てば良いかが分かり易くなるのかな?と。
サッカーでも、明るい色のユニフォームを着ていると、味方からも認識されやすいが相手チームの選手も自分の動きを認識し易い。


意外と、ユニフォームの色や肌の色って、影響が大きいような気がするのです。

そういった研究が公式になされているのかなと、ふと考えてしまいました。

例えば、空手の試合は赤と青に分かれますが、人間の目は赤い方が青よりもより認識し易いと、テコンドーの調査結果が出ています。それが試合に影響する確率は非常に低いとは思いますが、ゼロではないという点が問題かもしれません。

また、審判も勝負には影響するのではないかと思うのです。人間の動体視力は、右から左への動きを認識し易い人と、左から右への動きを認識し易い人がいます。イチロー選手などは、右から左への動きを認識し易いということですから、もし彼が右打者であったならば、並の選手で終わっていたかもしれません。

空手の場合も、審判がもし右から左への動きをより認識し易いならば、赤の技を取る確率が大きいと思います。


競泳の水着に見られるように、100分の1秒を争うレベルになると、着ているものによって致命的にタイムが変わってくるでしょう。陸上短距離のスパイクだって100g程度ですから。

それを考えると、空手着が何の工夫もなされず、いまだに1kg以上のものを身に付けているようでは、オリンピック種目になるのはまだまだ先だと痛感します。

他競技の人が、空手は1kg以上のものを着て戦っていると聞いても、おそらく信じてくれないのではないでしょうか?

私は、空手着ならば上下で2~300gのものを開発すべきだと思っています。現時点では、日本製のものがだいたい組手用で1kg前後、形用で1600g~2㎏程度です。
アガイエフも着ているARAWAZAが600gで、私が知っている限り世界最軽量ですが、それでも2倍以上重いような気がします。

まだまだ空手は、メーカーが人間工学の粋を集めて新商品の研究・開発を行うまでのレベルに達していないのだと思うと残念です。

そんな着ているもので勝敗が左右されるなんてどうでもいいではないかと感じていらっしゃる方もいるかと思いますが、将来的には空手もビデオ判定の時代に突入していきます。

そうなると、100分の1秒の違いが勝敗に大きく左右することになり、これまでの概念が根底から覆る時が来ます。


なんか、途方もない話をダラダラと書いてしまいました。私の場合、テレビを見ているとこんなことばかり考えてしまうのです。
 動物の思いやり
2012年08月06日 (月) | 編集 |


↑ 心配して、犬の耳を舐めてあげている猫


先週木曜日の早朝に、我が家の犬が13年の生涯を閉じました。7月は私が家にいたのは10日足らずでしたが、7月末より衰弱がひどくなり、私がインターハイに行っている30日に入院しました。しかし、すでに腎不全にかかり、数日の延命処置しかできないと言われたので、最後は家で看取ってあげたいと思い、31日には私は新潟から帰って病院に迎えに行き、犬を家に戻してすぐとんぼ返りで新潟に戻りました

8月1日の夜8時に家に戻ると衰弱がひどく私の足元で寝せましたが、早朝に息が荒くなり間もなく呼吸を止めました。

思えば、私の人生の4分の一はこの犬と過ごしたことになります。



さて、写真にあるように、うちの猫は犬が大好きです。犬が衰弱すると心配そうに時折舐めてやっていました。

犬の方は大変迷惑そうにしていますが、猫からすれば一所懸命の愛情表現でしょう。

しかし、困ったことにこの猫も犬と同じ時期にまったく食べ物を口にしなくなり衰弱し始めました。
ただ、私はほとんど家にいないし、家に戻っても犬の介抱で手いっぱいでしたから、介抱といってもそばに寄せて励ますだけでした。

その間も犬を心配し、犬が亡くなった朝もずっと犬のそばにいました。


そして、次に日になると目に見えて衰弱が激しく、今度は猫を病院に連れて行くはめになりました。レントゲン、血液検査、超音波検査と、あらゆる検査をしても原因はわかりません。とりあえず異常がないのです。

ただ、私は猫の衰弱は犬を心配してのことだと分かっていたので、なんとか気を取り直して元気になってほしいと思うだけでした。

そして、病院に行ったその日の夜に、私は岩手に向かってしまったのです。


合宿中も心配でしたが、1時間ほど前の8月5日午後11時40分に家に戻ると、猫がすっかり元気になり、いつものように玄関で私を出迎えてくれました。

そして、これまでの分を一気に取り戻すようにすっとそばにいて、甘えてくるのです。

猫も犬が死んでしまい、心配のあまり自分まで衰弱してしまいましたが、今ようやく元気を取り戻したくれたようです。

動物同士でもこんなに思いやっているのだと知りました。

もしかしたら、動物は人間が思っている以上に知能が発達しているのかもしれません。
 稽古よりも大切なもの
2012年08月05日 (日) | 編集 |
岩手3


金曜夜から今日まで、岩手県遠野市で合宿を行って来ました。埼玉と東京の子供たち40名以上を伴っての合宿でした。

これは、SayOss!プロジェクトの一環として行われたものです。まだまだ被災地は復興には程遠い状態です。今はわからないかもしれませんが、子供達に被災地を見せ、心に焼きつけておいてほしかったのです。

私たちの支援が、いつか関東と岩手の交流として、今後何十年も続いてくれれば、何よりもありがたいと思います。


今回連れて行った生徒たちには、災害にあった時に、少しでも強くあるために空手を役立ててもらいたい。特に男の子にはそういう時にこそ、男らしさを発揮してほしいと思う。



さて、今回の合宿も、下記のことが気になりました。

1、男の子がご飯を食べられない。そして何人も食事の時に嘔吐しましたが、全員が男の子でした。女の子はよく食べる。普段の環境が変わって、神経質になるのは、ほとんどが男の子です。

2、話を聞く態度がなっていない。話は人の顔を見て聞くのは常識です。まったく話を聞かずボ~ッとしている生徒がいつもいます。人間のとしての常識を子供のうちに身に付けておかないと、大人になってから苦労します。

3.食事の時に、いただきますをする前に箸や食器で遊んでいる。このような態度は下品です。

このような子(特に男の子)がいました。

ご飯をまずそうな顔で食べる子は、ドンドン合宿や遠征に出して下さい。家庭でしっかりと躾ける事ができないのならば、他人に躾けてもらっても良いと思います。親は、勇気をもって他人に預けてください。


空手が下手でも不幸になることはありません。
しかし、食べ物をおいしく食べられないと不幸になります。
家庭を持った時に、父親がご飯をまずそうに食べたら、母親は頑張ってご飯を作る気になれないでしょうし、子供たちも真似をして好き嫌いが激しくなります。

食が細ければストレスに耐えきれず、すぐに神経が参ってしまいます。

食べなければ、年齢がいった時に様々な病に悩まされるでしょう。


今回も現地のトウモロコシを出していただきましたが、その好意に報いるのは、感謝を込めておいしくいただくことだと思います。おいしそうにいただけば、出した方もうれしくなります。嫌がって食べなければ、用意をした人の気分は悪くなります。

女子は、全員がトウモロコシを取りに来ました。男子は、食べなかった子が多かったようです。

だから、空手は下手でも不幸になりませんが、おいしく食べられないというのは本人にとっても周囲にとっても不幸なことなのです。



今回、被災地を周り、被災にあわれた方から当時のお話をお聞きしました。こんな貴重なお話を聞かせていただくことは、現地の方々のご配慮故です。

当時のことを思い出しながら語るのは簡単なことではありません。なのに子供の中には話を聞かず、退屈そうに下を向いて、ガムをくちゃくちゃ噛んでいる子もいました。大変失礼なことです。


今後は、空手は下手でもいいから他人の話をはしっかりと聞けて、出されたものを全部食べることを徹底したいと思います。

そう言った意味で今回の合宿は多くの出来事があり、大変素晴らしい経験となりました。

岩手の先生方、保護者の方々。本当にお世話になりました。

今後もこの交流を続けて行きたいと思いますので、よろしくお付き合いください。
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 慣れるか?利用するか?
2012年08月03日 (金) | 編集 |
オリンピックで日本チームは苦戦を強いられています。私が海外のナショナルコーチをしている時に、日本と海外の発想の違いがあることに気づきました。
空手のルールは、これまでも何度も変更されて来ました。海外のコーチや選手たちは、変更が決まると、まず新しいルールを勉強します。これは日本も海外も同じです。

ただし、学ぶ過程で決定的に異なる点があるのです。日本人は新しいルールに早く慣れようとします。慣れればまた自分の実力が発揮できます。
対して、海外の人間は、新ルールをどうやって利用するか?いち早くルールの特性や盲点を見出し、相手よりも一歩でもリードしようとの姿勢が見て取れます。

柔道がオリンピックで大苦戦していますが、どうもこの発想の違いも少なからず影響を及ぼしているのではないかと思います。

「また変わったのかぁ~」と嘆き、いやいや覚えるよりも、変わったことをチャンスと捉え、少しでも他よりもアドバンテージを得ようとするのでは大きな差となるのではないでしょうか?

空手界も今年からルールが変わりました。これをチャンスと捉えて研究し、他に先んじてみませんか?
 進化した
2012年08月02日 (木) | 編集 |
長くて熱~いインターハイが終わりました。まずは、宮崎第一の組手4種目中3種目の優勝、おめでとうございます。素晴らしい調整で全員がしっかりと仕上げてベストコンディションであることが良く分かりました。
そして、これで昨年夏から3連覇となった山田沙羅選手、安定感は抜群でした。そして、決勝戦での素晴らしい刻み突きは進化の証です。

形も、久保選手は本当にうまい!剛柔流の私から見て「うまい!」と唸ってしまうほどの技です。表面だけきれいに見せようとは思わず、技の一つ一つに説得力がありました。
女子の古川選手は、良い意味で女性らしい形です。完璧に自分の形として完成されていると感じました。

でも、優勝した選手やチームだけでなく、惜しくも途中敗退した選手も、確実に進化していましたよ。何が違うかといえば、国際大会を経験した選手が在籍する学校は、確実にその影響が出ていて、他の選手もその選手に引っ張られていました。

蹴りや投げで一本を取れる、それもこれまでにはないタイミングで技を出す選手が増え、会場から見ても「エッ!」と思うような素晴らしいタイミングで虚をついていました。

基本的には、空手の本質は変わりません。ルールが変わっても良い技であればポイントになるのは、競技として始まった時から一緒です。

加えて投げがあるので、腰の強さも重要になってきた、全体的には強い選手が勝つようになってきた。そんな印象がありました。

仮題は、中段突きでしょう。まだ、タイミングだけで腰の入らない突きがポイントになっていました。もっと、腰を入れて突かないと、国際大会では取ってもらえないような気がしました。

また、カテゴリー2のペナルティも、もう少しとっても良いのでは?と思う場面が随分とありました。時に、反対の選手がペナルティを取られた場面もありますが、これはどの試合でも同じです。離れようとして、相手がつかんで離れられないと、その選手にペナルティが来る場面があります。

海外の審判講習会では、全体的なことではなく、組み合った時に「どちらがペナルティか?」といった具体的なことをパワーポイントを使って行う場合が多いので、助かります。


全体的には、確実に進化の跡が見られ、見ごたえのある大会でした。

まあ、何よりも高校生の全身全霊を込めた戦いを観るだけで、十分に見ごたえはありましたけどね。選手たち本当にご苦労様でした。
 事前の調査
2012年08月01日 (水) | 編集 |
オリンピックで大量の金を期待されていた柔道と体操が大苦戦をしいられているようです。メンタル面での調整に失敗したのかもしれませんが、私はもう一つの要因が気になっています


それは、用具です。体操は明らかに日本製(SENO)に慣れ親しんで来た選手が、フランス製の用具で調子を崩してしまったようです。一説によると、五月から同じものをフランスから取り寄せ使っていたようですが、本番で使わないと感覚がわかりません。

柔道は、これだけスタイルが変わると、掴めるか掴めないかの差は致命的です。
日本人選手はミズノ製の柔道着ですが、海外の選手はアディダスが多いようです。触って見たわけではないのでたんなる予想にすぎませんが、摩擦係数は果たして同じか?袖と襟部分は規格化されているのか?

疑い出せばキリがないのですが、日本チームは、アディダスの柔道着を相手に着てもらって稽古したのか、?

事前にやっておくことが、あまりにも多すぎます。それを誰かが指示して徹底的にやっていたのか?

空手は相手に触れた時にポイントになるので良いのですが、柔道は相手に触れてから始まります。
指先感覚や皮膚感覚はとても大切な要素です。

柔道はほとんどの日本人選手が、ランク一位のようですが、これは世界中が自分を研究していると思っているのといないのでは、雲泥の差なのです。

相手選手の研究、用具の研究、開催地の研究、開始時間、選手のみでなくスタッフ一丸となって事前に調査をする必要があると思いました。

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